微妙な人事ですね、日本郵政 | SMART広報『蛙の目』

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日本郵政:新社長に元大蔵次官の斎藤次郎氏 - 毎日jp(毎日新聞)

亀井担当相は「私の長い友人で、以前から将来の郵政事業について話し合ってきた延長線上でお願いした。統率力があり、新しい事業を作り上げるのに適任」と述べた。
 官僚出身の斎藤氏の起用は、「脱官僚」と天下りの全面禁止をかかげる鳩山政権にとっては「例外」の人事。亀井担当相は「(斎藤氏が)大蔵省にいたのは10年以上前。役人出身というだけで、どんな仕事もしてはいけないというのはおかしい」と述べた。鳩山由紀夫首相には20日夜に報告し、承諾を得たという。


やはり「ねじれ」が起こりますね。人事の「ねじれ」というより、コンセプトの「ねじれ」です。

ちょっと、「あれ、あれ、あれ」という感じ。

大丈夫でしょうか。

↓ 毎日新聞の社説(2009年10月22日)
社説:郵政社長人事 「脱官僚」と矛盾しないか - 毎日jp(毎日新聞)

いったい、この人事はどう受け止めればいいのだろう。驚きとともに、鳩山政権への不審の念がわく。
 政府は、民営化の見直し作業を進める日本郵政の後任社長に、元大蔵事務次官の斎藤次郎・東京金融取引所社長をあてることを内定した。



政策論争のデタラメ

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
デタラメな言説は、ときに国を滅ぼす。医療問題の本質は、医師不足ではなく開業医優遇の制度設計にある。エコ精神とクールビズでは温暖化対策にならない。…環境・エネルギー、医療、教育、郵政改革、政治・行政の五つの分野にはびこる表面的で情緒的な政策論争の間違いを、データを駆使して様々な角度から明らかにすることで、これまで表に出てこなかった問題の本質をあぶり出し、本当に必要な政策を提言する。
【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 一人ひとりのエコで解決できるのか─環境・エネルギー(環境立国を阻む美しき精神論/外交でひとり負けだった京都会議/現実逃避の「チームマイナス6%」とクールビズ/世帯数の増加で家電の絶対数が増加/出遅れている次世代エネルギー戦争/環境・エネルギー問題を解決する三つの処方箋)/第2章 医師不足は本当か─医療(ただの風邪も診る大学病院/医師の偏在と患者のフリーアクセス/勤務医の過酷な労働と開業医の税制特典/質より量が優先される点数制/財政を圧迫する団塊の世代/医療問題を解決する四つの処方箋)/第3章 結果を問わない学習は、本当に教育か─教育(親の所得に左右される教育水準/改革を妨げる文部科学省という障壁/目標はあっても、達成は求められない現場/責任回避の組織としての「中教審」/教育問題を解決する三つの処方箋)/第4章 誰のための完全民営化か─郵政改革(「総論賛成、各論反対」の罠/第二の予算・財政投融資の行き詰まり/公的金融の縮小に巻き込まれた郵便/総務省下から財務省・金融庁下へ移った日本最大の金融機関/郵政改革を達成するための四つの処方箋)/第5章 官僚叩きで日本はよくなるのか─政治・行政(官僚を悪の代名詞にするメディアと政治家/大臣が自分の部下と闘う不思議/退職後に「天国」を渡り歩いて二億七〇〇〇万/お上が議会をくれた、二権分立の国・日本/政治制度を改革するための三つの処方箋)


郵政改革の原点
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
2007年10月、日本郵政公社がいよいよ民営化。約300兆円の資金量を抱える巨大郵政。公社発足後のこの4年間で、何が変わり、そしてどこへ向かおうとしているのか。初代郵政公社総裁・生田正治が取り組んだ改革の全貌―。
【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 一年目の奮闘(2003年4月1日~2003年12月31日)(郵政職員全員に送信された総裁メッセージ(eメール)/(「真っ向日記」)自分で考え、行動しよう ほか)/第2章 二年目の挑戦(2004年1月1日~2004年12月31日)(平成十六年全職員に向けた年頭あいさつ/(「真っ向日記」)明るく前向きな雰囲気が出てきた ほか)/第3章 三年目の決意(2005年1月1日~2005年12月31日)(平成十七年日本郵政公社年頭所感/(「真っ向日記」)郵政文化に思いを馳せる ほか)/第4章 四年目の総括(2006年1月1日~2007年3月31日)(本社講堂での年頭あいさつ/日本郵政公社で働くすべての職員の皆さんへ ほか)


郵政攻防
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
日本を変えたドラマ。そのとき小泉は、岡田は、公社は…。政治と経済の激変を追い、今後を占う迫真のドキュメント。民営化の深層に迫る。
【目次】(「BOOK」データベースより)
第1部 ドキュメント 郵政改革(改革者か、抵抗勢力か―日本郵政公社総裁・生田正治の試練/小泉純一郎の孤独な闘い―信念と恩讐のはざまで/野中広務の誤算―郵政族のドンと橋本行革/郵政公社に群がる民間企業―巨大ビジネスの実像/政界の異教徒・竹中平蔵―チームで進める小泉改革/岡田克也の挫折―民主党の再出発/全国特定郵便局長会の黄昏―「既得権」と呼ばれて)/第2部 郵政改革の行方(民営化の意義と懸念/変わる政治風景)