・Jim Rogers
投資家1942年、米国アラバマ州生まれ。イェール大学卒。70年、ジョージ・ソロスとともに、ソロス・ファンド(後のクオンタム・ファンド)を設立。10年間で、約4000%という驚異的なリターンを挙げる。著書に『中国の時代』『商品の時代』など
中国株といえば、ジム・ロジャースというくらいに有名。かれがプレジデントロイターの「達人テクニック」に記事を載せています。プレジデント2/16号に載っているインタビューのようです。
なかなか、面白かったので紹介します。
ジム・ロジャーズ―すべては、欧米からアジアへ動く | 達人のテクニック:ロイタープレジデント
>もし今、誰かに1万ドル運用してくれと頼まれたとしたら。長期投資であれば、私は中国株とコモディティ(商品)を買うでしょう。逆に短期で売却益を出したいというなら、日本円、スイスフランなどの通貨に投資するかな。
>現在、米国における連鎖倒産といった最悪の事態は思った以上に早く進んでおり、米国の債務は半年ですでに3倍に増えています。オバマ新大統領も、有効なビジョンを打ち出しているとは思えません。さらなる消費を推奨し、投資や貯蓄を制限しているだけです。ほどなく米国は超大国としての地位を失い、米ドルは基軸通貨でなくなるでしょう。
ここまではっきりいう人もめずらしいですね。投機家ですからね。
>現在、GMやシティバンクなどは完全にファンダメンタルズが損なわれている。公的資金の注入などせず、一度バランスシートをきれいにして、やり直すべきなのです。むろん失業者があふれ、一時的に大変なことになるでしょうが、それを覚悟して政府がセーフティーネットを用意しておくべきでしょう。
>例えば、日本のバブル崩壊後の90年代後半、政府は、事実上経営破たんしている「ゾンビ会社」に資金を注入し続けました。結果、その後8年間にわたって、株価は8割下落し、10年以上にわたり不況に苦しむことになりました。
>一方で、同じく90年代後半、韓国経済は一度崩壊しました。が、すべて清算した後、世界でも有数の経済成長を遂げたのです。このような過去の歴史に学び、一度痛みを受け入れてから、新たにスタートすべきなのです。
>今、お金の流れは、西から東へと動いています。アングロ・サクソンを中心とした西洋モデルが行き詰まり、世界の債権国は今、中国、日本、韓国、シンガポール……すべてアジアでしょう。人、モノ、芸術、すべてはお金の流れについていくものです。どんな逆境でも儲ける人はいるものですが、変化をいち早くキャッチできる人が勝者となるのです。
>米国に代わり、21世紀の超大国に躍り出るのは中国です。現在、米国が世界最大の債務国であるのに対し、中国は最大の債権国となりました。
>中国以外の国で注目しているのは、台湾、カンボジア、モンゴルといったところです。3年前、車で世界一周の旅をしたとき、これらの国を訪れました。どの国も過去に比べ、非常に平和でいい状態にありました。逆に資本主義が行き届かないインドや政治的に不安定なロシアに投資しようとは思いません。
>日本は健闘していると思いますが、環境の変化に適応していかなくてはなりません。70年代、日本メーカーのほとんどは米国と取引していましたが、現在はアジア諸国が中心で、工場も海外に移転している。成熟国家として、輸出産業に依存し続けていては厳しいでしょう。さらに深刻な問題は、少子化です。
ここまで、はっきり書かれると気持ちがいいですが、基本的には学者でもエコノミストでもなく、投資家ですから、当たり前のことかもしれません。