わたしの娘100ウォンで売ります
女は憔悴していた
——わたしの娘100ウォンで売ります
書かれた紙を 首にかけ
おさな児を わきに
市場に たつ その女
女は 唖者であった
売られる 娘児と
売る 女を ながめては
人々の 投げかける 呪詛に
地べた みつめる その女
女は 涙も 枯れていた
母が 死病に かかっていると
わめき 泣き叫ぶ 娘児は
その母の裾 にぎりしめ
女は ただ くちびる
震わせるばかり
女は 感謝も 知らなかった
あんたの 娘ではなく
母性愛を 買うと
ひとりの軍人 100ウォン差し出すに
その金 もって どこへやら
駆け出した その女
女は母であった
娘売った 100ウォンで
小麦粉パン かかえ
慌て 駆け戻り
別離れ行く 娘児の
口へ 押し入れる
——赦しておくれ!
慟哭する その女
というものです。解説はいらないと思います。
詳しくは下のブログに書きました。北朝鮮の金正日体制の問題はそちらで追いかけています。
NHKニュースウオッチ9で紹介の「わたしの娘を100ウォンで売ります 」 - 未来への便り アドバンス
他にもいろいろと考えさせられる詩がありました。リンクをたどると読めると思います。
- わたしの娘を100ウォンで売ります/張真晟
- ¥1,575
- Amazon.co.jp
