爆発するソーシャルメディア セカンドライフからモバゲータウンまで グーグルを超えるウェブの新潮流 [ソフトバンク新書]
湯川氏はご存じの方も多いと思うが、時事通信の編集委員で、アメリカの大学を卒業後、サンフランシスコ地元紙の記者になり、その後時事通信アメリカに入社。シリコンバレーの黎明期から取材、20年の米国生活を終え、2005年に帰国。『ネットは新聞を殺すのか』『ブログがジャーナリズムを変える』『ウェブを進化させる人たち』などの著書がある。
まずソーシャルメディアの定義だが、「意見、洞察、経験、見解をお互いに交換するためのツールやプラットホームのこと」。具体的にはSNS、Blog、YouTubeなど動画投稿サイト、価格コムのような口コミサイト、ソーシャルブックマークサービスなどのことを指す。
CGM(コンシューマ・ゲネレーティド・メディア)という言葉もあるが、これはまだ消費者という言葉が示すように企業寄りの見方なので、これからはソーシャル・メディアとなるらしい。
たしかにCGMよりもソーシャルメディアが耳触りがいい。
この本では、具体的に多くのソーシャルメディアを紹介している。それはMyspaceやセカンドライフのようなアメリカの動きと同時にモバゲータウンやmixiのように日本発のものまで幅広いので、読み進めていくうちにソーシャルメディアが何なのか、次第に理解が深まる。また日米の比較もしているのは参考になる。
ソーシャルメディアに対して本書を読むまでは、漠然とした理解しかなかったが、確かに、これは爆発していることを理解できたし、ひょっとしてGoogle、Amazon、e_Bayが開いたWEB2.0の世界を、すでに越えているのかもしれないと思った。
どうも、NETでは新しいことが始まっているぞ!
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