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鼓動というものを表した絵

フクロウは肉食の鳥で、ネズミなどの小動物をとらえて食べる猛禽類だ。


飛ばないときは大きな羽を小さくたたんで、木のうろで丸くなっている。


獲物を待つときは夜。


じっくり、ひたすら枝の上で待ち続ける。
首をかしげるようにしながら、静かな夜の中、さらに静かに息を潜める。


丸く黄色い目をくりりと開き、目が上下をくるくると回るたんびに、音にならない何かが暗闇に響く気がする。




魚や小動物が通ると、大きな羽が横に広がる。

今まで丸まった体のどこに羽を隠していたのか、というくらい、大きな羽だ。

静寂が一瞬破られ、そしてまた静寂が訪れる。


彼は小さく曲がったくちばしで獲物をついばみ、食事をする。




フクロウは、漢字をあてると「不苦労」である。


苦労をしない、という語呂から、幸せを運ぶ鳥としても親しまれている。

よく旅先にちりめんで作られたフクロウの置物が売られている。



でも、僕は動物園でしか見たことがない。
マントヒヒも、象も、オラウータンも。



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さて、全くフクロウとは関係のない、先日のイベントで描いてもらった絵をばご紹介します。


(描いてくれている様子)
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(描いてくれている様子)
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(作品1)
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(作品2)
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びっくりするほど素敵な絵だと思いませんか?

どうしてこんなに生命力にあふれる絵が描けるんだろう、と。


なんというか、「息をしていること、心臓が動いていること」という概念を荒削りでそのまま削岩し、

紙の上に落とした、そんな印象です。


いつまでも見ていたくなる絵です。

アロマな絵

知らないことが山ほどあります。


夏目漱石は英文学者だったのは有名な話ですが、研究対象はイギリスのコンラッドだったのは知らなかったです。


そして、コンラッドの 「闇の奥」という著作が、有名な「地獄の黙示録」(フランシス・コッポラ監督)の原作だったとは。


世の中知らないことだらけです。






さて、先日の金沢文庫でのJoy For Youのイベントにて、描いてもらった作品をご紹介します。




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きれいですよね。

この絵はとても好きです。



ソルジェニーチン


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先日、ロシアについてのNHKスペシャルが放送されていた。


番組は、アレクサンドル・ソルジェニーチンという老人にスポットを当てて進んでいく。


全く知らない人だったが、後で聞くと、ノーベル文学賞を受賞した人らしい。


国を追放され、20年後に許されて戻り、国を憂い続ける姿に番組のスポットが当たっていた。



心に残った部分がある。


ソルジェニーチンは、ソビエトを批判して国を追放された。

その後もソビエト解体の一助を担ったという。


しかし、その後西欧のコピーの民主主義の導入には反対したそうだ。

これまで自由をとことんまで規制されていた人々に、突然自由を与えても、人々はうまく立ち回れない。

多くの人間が困惑し、貧困に身を落としていく。


かつてのコルホーズに代表される農村共同体的な部分を残しながら、社会主義と民主主義の間を進む、そんなロシアの姿を夢見ていたようである。


極東の我々から見ると、「えー、ロシアって完全にヨーロッパでしょ」というイメージだが、彼らからするとヨーロッパの西洋諸国とは違うようだ。


ロシアは、東欧なのだ。


現在の民主主義は、アメリカ、西洋諸国で生まれた物で、そのままのコピーの導入は文化の違うロシアではうまくいかない、と考えたようである。



先日読んだ本の部分に、こんな箇所があった。


「グローバル企業で仕事を進める上で、重要になる三つのキーワードに関してお話ししておきます。

まず、世界中で製品を販売する際に考慮すべきポイントにグローバリゼーション(Globalization)があります。

(中略)

2番目に考慮されていなければならないポイントとして、ローカリゼーション(Localization)があります。

例えば、自動車の左右ハンドル仕様やコンピュータの多言語対応など、その国でビジネスを展開する上で必須であり、万国共通ではないが「その国には必須の仕様のための対応です。」

(P88 「外資で結果を出せる人 出せない人」 山本 賢治著 日本経済新聞出版社,2011年)



ロシアが進んだ道は、このグローバリゼーションであろう。

一つの万国共通の考え方のひな形になる物があり、それを全世界に浸透させていくやり方だ。

多くの企業がこのやり方でビジネスを進めていく。

僕の会社と例外ではない。

僕らが作ったルールを諸外国(全世界!)の人々に敷衍させていこうとしている。


ソルジェニーチンは、このグローバリゼーションに反発した。

ロシアにはロシアの文化があり、歴史があり、価値観がある。

それは、西洋の文化とも違い、西洋の歴史ともちがい、その価値観も異なる。


そんな土壌の所に、西洋の文化に根ざした民主主義がうまく入り込むはずがない。

ロシアには、ロシアにあった民主主義があるのだ。


その考え方に、僕は正直強い共感を覚えた。


僕の担当している地域=アフリカは、アメリカとも、中国とも、南米とも、東南アジアとも、中東とも、そして勿論ヨーロッパとも違う物を持っている。

人も違う、歴史も違う。

汚職にまみれ、民族同士が対立し、はたまた違う民族同士が集合して国を作り、小さい経済の中で暮らしている。


日本のやり方をそのまま持ち込んだって、うまくいくとは限らない。(勿論うまくいく可能性も否定は出来ないが。)


そこの人々に合わせたビジネスのやりかたがあると思うのだ。



ソルジェニーチンの考え方が、ふっと心にとまった今日この頃でした。