近頃、自分の歯を見る機会が多くなった。それは、磨く他にデンタルフロスや歯間ブラシでの除去作業が加わったからだ。真剣に取り組むと、とても時間がかかってしまうので、夜のみの作業となっている。朝は、そんな時間を捻出できるはずもなく。昼は会社なので、誰に見つかるか分からない。そう、除去中は決して他人に見せられるような姿ではないのだ。
フロス等を使うと、まだこんなに残ってたん!?ってツッコみたくなるくらい残っててびっくり。正直バビッた。歯ブラシって、本当に歯の表面しか磨けないのだな。
だがしかし、歯ブラシには歯茎をマッサージするという大事な役割も与えられている。これも、歯を守ることに繋がる非常に大切なことなのだとか。
それでもやはり、歯ブラシだけでは不完全だ。今まで歯ブラシだけで満足していた人生をやり直したい。「良い子の歯コンクール」に選ばれる子どもでありたかった。白い歯は、永遠の憧れ。真っ白の歯って美しい。それだけで清潔感が増し、爽やかな印象になる。
白く輝く歯、今からでも取り戻そう。
まず、大好きな紅茶を止める。なにやら私の歯は、特に色が沈着しやすいらしい。紅茶…あんなに美味しい飲み物は、他にない気がする。しかし、白くありたいと望むから。断腸の思いで紅茶を止める。今までありがとう、紅茶。今まで楽しめたよ、アールグレイ。
そして、コーヒーも止める。コーヒー牛乳は昔からの友だちだった。本当に長い間一緒に遊んだね。私は、白い歯の夢を追いかけることに決めた。大切ななにかを手に入れるとき、同じように大切ななにかを手放さなければならない。同じ場所で叶わない夢もある。ありがとう、コーヒー。コーヒー牛乳のことは忘れないよ。
ヒーロー、
白い歯になって
笑顔に自信もって
思い切り貴方の隣で笑いたい。
ヒーロー、
笑うっていいですよね。
ヒーロー、
ありがとうございます。
では いってきます。