真っ白い封筒に、青空の便箋
黒いペンで
「拝啓」から始まり
「また 書きます。敬具」で終わる
拝啓 ヒーロー様
また、今日も貴方を見ました。最近の貴方のご活躍には、うっとりさせられています。以前よりも目にする回数が増え、とても幸せなことだと噛み締めています。
世界中に貴方の魅力が伝わり、みんなから愛されたら、こんなに嬉しいことはありません。考えただけで、私まで幸せな気持ちでいっぱいです。
動物好きの貴方なら、人類だけでは物足りないかもしれませんが。
そうしたら、貴方の夢も叶いますか?貴方の幸せな笑顔を、私も見たいです。これからも、色々なことを楽しみながら頑張ってください。ずーっと応援しています。
本当言うと、少し寂しかった。元々遠い存在で、住んでる世界は違ったが。もっともっと離されて、私なんかが応援しなくても、ずっと先まで飛べるような気がしたから。
実際私の応援なんか届かないし、それでも貴方はもっともっと飛躍する。初めから分かっていたことだ。ただ、貴方は貪欲さがないというか、先輩に「お前らはハングリー精神が無い」と言われてたけど、悪く言えばそんな感じ。悪くでもないけど。
でも私はそんなところが、なんかあっけらかんとしていて、とにかく今を楽しんでる貴方が大好き。ほんとに、ほんとに、カッコイイ。
貴方は私のヒーローです。
尊敬できるからヒーローです。
カッコイイからヒーローです。
夢があるからヒーローです。
いつまでも、ずっと私のヒーローです。
読んでもらえなくても
また 書きます。 敬具
「FUN LETTER」編vol.4 完。