『名前のない星の物語』 | My-Hero

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ヒーローに憧れた夢。

暖かい春の日差しが、すぐそこまで来ている梅雨に追い出された。嵐。今夜はそんな天気だ。

ゴロゴロゴロゴロ
雷が鳴いている。

ピカピカピカピカ
稲妻が走ってる。

ビュービュービュー
風も騒がしい。


春の嵐。
今夜は寝付きが悪そうだ。


そんなときは無理矢理寝ようとせず、大好きな言葉集めに勤しもう。人間、諦めが肝心だ。

ま、所詮読書だが。こんな田舎町では、夜中に出来ることと言えば、読書と相場が決まっている。そんな制約のお陰様で、今夜も素敵な言葉に出逢えるかもしれない。
田舎町…いいことだって、なくっちゃね。



今夜の一冊。

藍沢季さんの『名前のない星の物語』


普段聞くことのない星たちの声を
この本は十分に伝えてくれる。

星から見た私たちは、こんな風に映るのか。

人間て、あったかいな。

星の言葉には優しさが溢れてる。

星が人間をこんな風に思ってくれてるなんて、なんだか嬉しくなる。

そう考えた藍沢さんが優しいんだろうなぁ。

この本好きだ。

言葉も好き。


同じ響きの「そら」を

ソラ、空、宇宙

と表現したところなんて、シビレタ。めちゃくちゃカッコイイ。


こんな豊かな言葉が、私からも生まれたらいいのに。

作家さんて、本当にスゴイ。


藍沢さん、私も空想好きです。

では いってきます。