【小さなオレンジ色】 | My-Hero

My-Hero

ヒーローに憧れた夢。

生まれたときから憧れていた。見上げると、眩しい姿がいつもそこにあった。誰もが必要とし、誰もが望む。それは、まるでヒーローのように。


広大な空に、唯一無二の存在。燃える想いは、目に焼き付いて離れない。今、瞼を閉じてもそこに映っている。掛替えのない尊い命は、オレンジ色のベールを纏い光続ける。



生きる道しるべ。

常に顔を向け、目で追い、期待する。大きく咲くぞと、心に誓う。目標は高く、達成を目指す。雨に打たれても、挫けないで上を向く。ひたすらに実現を想う。そうして咲かせた人生は、きっと素晴らしいものになる。目印があると、生きてることが清々しい。



太陽をそのまま小さく。

夏の太陽は、一年の中で一番オレンジ色。これでもかというくらい、元気満々。光が強すぎて、目で直接見ることはできないけど。そこに居るって、みんな知ってる。見れないのに、居るのが分かる。そんな高尚な太陽を見つめて、咲く花がある。



向日葵。

太陽が好きで、いつも浴びている。憧れに
顔を向け、真っ直ぐな瞳で見つめる。自身も、オレンジ色に染まってく。元気が漲っていく。いつも見ている太陽を、そのまま小さくしたような。可憐な花を、オレンジ色に咲かせて。



ヒーロー。

貴方は私の太陽です。いつもピカピカ光ってます。眩しくて、直接会うことはできません。でも、向日葵のように真っ直ぐ見てます。笑顔、もらってます。私もヒーロー色に染まって、いつか大きく咲きたいです。小さなヒーロー色、それが私です。



では いってきます。