本番と同様に高いモチベーションを、日常から保つ。それがプロのスタイル。プロである所以は、そこにある。ある方たちに出会うまで、ずっとそう信じてきた。
試合当日にピークを合わせる、その為に日々を有効活用する。練習を調整したり、体調を整えたり。その為の日々を過ごす。それこそがプロ。
なんと厳たることか。モチベーションを上げても、普段の日常もやってくる訳で。一度上げたそれをキープするのが、何れ程過酷なことか。
プロは切替が頗る上手い。自分をコントロールする能力が、プロは優れているのだ。
定期的にやってくる本番の波。その波動に合わせ、自身の意識も集中させる。何故か肉体的能力も、精神に大きく左右されてしまう。確実だった出来ることが、本番で急に出来なくなってしまう。
プロにもなると、練習するのはもはや当たり前。通常の練習とは別に、メンタルも鍛え抜く必要がある。強靭な肉体と精神を手に入れる。そうして初めて、プロであると言えるのではないだろうか。
そして、イメージトレーニングも重要な要素の一つだ。如何に成功した自分を想像できるか、プロはここの想像力にも長けている。私みたいな凡人とは、相異なる。住んでいる世界が違うとは、正にこのことだ。
そんな平凡な私でも、彼等を見ていて分かったことがある。重要なのは、本番に出来るだけ近付けた日々を送ることではなく、本番を如何にいつもと同じ動機で迎えるか。普段の意識、いつものスタイル、通常の格好で本番に挑むことの意義深さ。
勿論格別な熱意や、特有の緊張等、準備を怠ることはない。それでも、平生の自分で勝負する。変わらない自分で挑戦し、見事に打ち勝つ。それがプロだ。
それが、本物なんだ。
彼等に出会って、初めて気付いた。今までずっと疑うことを知らなかった、私自身の考えは覆された。
新鮮だった。面白いと思った。この世界は広い。まだまだ知らないことが、山のように溢れている。
自分の中で培ってきた価値観を、改めることは難しい。だが、彼等の姿勢を垣間見れば、そちらが正しいことなのだと理解出来る。清爽に存意を改めることが出来た。
ヒーロー、
貴方は
男の中の男です。
とても、とても
尊敬しています。
貴方と出会い
本物を知りました。
本物の
プロフェッショナルを見ました。
私の価値観が
新しくなりました。
ヒーロー、貴方は本物です。
たとえ世界が違っても
違う場所でしか
叶えられない夢があります。
だから
それを成し遂げるまで
いつまでも
応援していきます。
では いってきます。 敬具