拝啓 都市伝説様
月に1度の上京。
待ってました今日を。
やっと来ました今日が。
電車だって先月ぶり。
公共の乗り物苦手だし。
群馬は車社会なの。
あいにくの空模様。
体感温度は冬並みに。
今日ばかりは熱いシートが有り難い。
と、思っていたのも束の間。
焼けるんじゃないか、フクラハギ。
皆さん平然とやり過ごす。
足くねくね、私だけ…
でも、行きで読み始めた本が面白くて
帰りの電車がもう楽しみだなー。
そんなこんなで、はい東京。
結局お祭りなんじゃん
ってくらいの人の波。
溺れる溺れる。
お洒落なカフェで息を整え。
大海原へと再ダイビング。
ヒーローに会う為だから頑張れる。
他のことなら、こんなに頑張れない。
例えるなら、火事場の馬鹿力。
ヒーローへの想いは私の力。
ヒーローを堪能。
今日の雨は、雨男のせい?
いや、晴れ男とプラスマイナスゼロ。
雨男なんて所詮都市伝説。
されど都市伝説。
神様はときに不思議な力を授ける。
降らせたり、止ませたり。
私は神である。
これは素晴らしい。
次回も必ずや行こう。
史上最高の至近距離。
ドアをオープンwelcome。
果てしない爽やかな笑顔に
照れた。
今まで見た
どんな方の笑顔より
爽やか。
史上最強に爽やか。
どこまでも照れて、すぐ逃げた。
握手してください
言えない、この一言が。
握手してください
出せない、この一言が。
何回チャンスを逃せば気が済む。
もう二度とこないかもしれない。
今日が最後だったかもしれない。
チャンスは誰にも平等に訪れる。
成功するかしないかは
そのチャンスを掴めるか否か。
今日私はチャンスの場面に連れてかれた。
そして掴めなかった。
でもね、あの笑顔。
私って幸せ者だよ。
一生忘れない。
あの爽やかな笑顔。
微笑みかけたのは、私じゃない。
他の誰かに向けた笑顔。
でもね、私って幸せ者だよ。
貴方の笑顔が、あんなに近くで。
ヒーロー、
いつか
言えるといいな。
握手してください。
何度も練習したし。
イメージトレーニングはばっちり。
…でも出てこない。
私の声帯。
私の小心。
好きなのに。
伝えられない。
届けられない。
いつか、この言葉を声にできる日まで
気持ちを温かくして
応援します。
大好きなヒーロー、尊敬してます。
では いってきます。 敬具