拝啓 天秤様
世の中はモノで溢れている。
多種多様なモノの中で
自分にとってどれが必要で
どれが必要でないか。
いつのときも
見極めるのは己自身。
ありとあらゆるモノの中で
真実を見極める。
天秤にモノを掛ける。
一つの答えを導き出す。
一つ一つの積み重ねが
進むべき未来を示してくれる。
人生のモノクラベ。
人は
多くの選択に迫られながら生きる。
それが人生と言うものだ。
何を優先するのか。
何を守るのか。
何を犠牲にするのか。
何を手離すのか。
誰も答えを教えてくれない。
決めるときは一人だ。
こちらが良いか、あちらが良いか。
これだと駄目か、あれだと駄目か。
モノクラベの天秤は今日も傾く。
正解は誰も知らない。
誰一人として分からない。
もしかしたら
選択に正しいも
正しくないも
無いのかもしれない。
どちらを選んでも
合ってるし間違ってる。
どっちにも
良いとこと
悪いとこがあって
何に趣を置くかで
どちらがより向いているのか決まる。
どちらがより自分に合ってるか。
たくさんのモノの中から
天秤に掛けられるのは二つ。
どちらも素晴らしい道には変わり無い。
天秤が傾いた方角が重要なのではなく
何故そちらに傾いたか。
その理由と意味を汲み取り
示された未来を全力で走る。
モノクラベで吟味した未来。
自ら選んできた未来。
今、目の前にある未来。
走ってきた。
走り続けてここまできた。
止まらないでまだ走る。
もっと、もっと
その先へ。
生まれてから今まで
どれくらい選んできた
あと何回選べば辿り着く
私の人生には、ヒーローがいる。
彼を尊敬し
彼に憧れる。
彼のモノクラベはかっこいい。
彼はモノクラベもかっこいい。
ヒーロー、貴方の気持ちは尊い。
貴方の姿勢を敬う。
貴方の背中に頼って
貴方の誠意を目標にする。
いつか
私も
凛と構えて。
この気持ちだけは、天秤はいらない。
全力で大好き。
息の続く限り走る。
生きてるから走る。
ヒーローの軌跡を紡いで。
では いってきます。 敬具