桜花賞(G1)注目馬
いよいよ牝馬クラシック緒戦の桜花賞。今年も牝馬のレベルは高いですが、なかでもハープスターの実力はやや抜けている印象。あえていえば阪神JFでも負けたように位置取り次第で展開の助けがいる点、そこだけが前で競馬をする馬とのビハインドといえばそういうことになります。しかし、ここまでの3年間はアユサン、ジェンティルドンナ、マルセリーナとディープインパクト産駒が連続で優勝してますし、どの馬も中団で競馬をしての差し競馬。データからいえばハープスターで順当ともいえます。ニホンピロアンバーが逃げる展開なら確実に差してこれるでしょう。そしてフィリーズレビューを勝ったベルカントも同様に差しの競馬が前走でできるようになった馬。武豊騎手も前走は桜花賞の勝ち方を教えるような乗り方でした。今回はハープスターとの仕掛けどころでの駆け引きが重要なポイントだと思います。さらに、目下3連勝中のレッドリヴェールは早めに仕掛けて粘りこむ展開になると思いますが勝負根性があるのが強調材料。前走フィリーズレビューで2着に粘ったニホンピロアンバーは距離延長もある点が厳しいという見方が多いでしょう。ホウライアキコなど同型との兼ね合いもあると思います。そのホウライアキコは前走は逃げないで5着。切れ味が他馬に勝っているかというとそうでもないので勝ちを意識するならハイペースでの逃げで後続に脚を使わせることが前提になるでしょう。フェアリーS3着、チューリップ賞3着と堅実な脚を使って善戦しているのがリラヴァティ。この馬も前走で逃げて粘っているので今回は厳しいでしょう。アネモネSを勝ったペイシャフェリスは、前走は展開にも恵まれ、時計も1分36秒とさほど好時計でもないのでこの馬も厳しい。また、とにかく逃げ先行馬が桜花賞は多いので阪神JFで3着の差し馬、フォーエバーモアは馬券圏内に入る可能性は十分にありそう。チューリップ賞2着のヌーヴォレコルトは1着のハープスターとは2馬身半の差があり完敗。しかし、他馬との比較ではさほど差はなく展開次第では食い込める可能性はあります。ニホンピロアンバー、ホウライアキコ、ペイシャフェリス……など快速馬が多いのでやはり差し馬有利の展開になりそうなので、ハープスターは他馬のマークさえクリアできれば堅く収まりそうな見解です。
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