マンサックからごきげんよう、ドゥミ仙人こと☆Blay典子です。
ご縁をいただき、ありがとうございます。
まず、フランス語でメリークリスマス!
Joyeux Noël !
ジョワイヨ・ノエル!
フランスに住むまで無知だったが、フランスはキリスト教色が濃ゆい。
フランス人曰く「スペインの方がもっと濃い」。
その辺はわからないが、フランスのクリスマスはまさに「聖夜」という感じ。
雰囲気としては、クリスマスと大晦日ー元旦が逆転している感じ。
クリスマスは、日本の大晦日ー元旦のように家族で過ごす神聖な日、大晦日は年越しパーティーという印象。
ホテル業界に身を置く夫がこの時期休暇ということは無いので、こちらに来て以来ぼっちがスタンダード。
キリスト教信者でもなく、強い思い入れも無いので、いつもより少し奮発したものを頂く程度で良いと思っています。
でも、フランス人にとって「クリぼっち」は、本当に放っておけない状態らしく、色々な方からお誘い頂き、結局、毎年どこかの家でイブの夜とクリスマス当日を過ごしています☺️
そこで、今日は私が経験したフランス人家庭のクリスマスをシェアさせて頂き、雰囲気を味わって頂ければと思います❤️
1. クリスマスツリー🎄
12月初旬に居間に大きなツリーが備え付けられ、ツリーの下にクリスマスプレゼントが置かれて行きます。
友人宅A🔽
友人宅B🔽
*ツリーで汚れるので、年末大掃除の習慣はないそう
2. クレシュ・ドゥ・ノエル/Crèche de Noël
どこの家庭にも、キリスト降誕の情景を表した飾りが置かれます。
飾るのは12月初旬だけれど、赤ちゃんキリスト登場は25日になってから👶
友人宅にあったもの🔽
メタルで作られた平らな人形を起こすタイプ
お国柄が表れたタイプもあり🔽
スペイン🇪🇸
メキシコ🇲🇽🔽
興味のある方はこちらから🔽
コロナの時期に送られて来た写真🔽
アイデアと器用さが凄すぎる👏👏👏
3. テーブルセッティング
友人宅A🔽
テーブルの真ん中に本物のろうそく🕯️🔽
友人宅B🔽
どちらのお宅も銀製のカトラリー
実際に使ってみると、いい感じの重みがあり、食事が一段美味しく感じられます
お手入れは必要だけれど、やはり憧れのアイテム
3. 食事
フランスでは、クリスマス=鶏の丸焼きという公式はあまり見られない。
前菜:牡蠣やエビをはじめとしたシーフード🔽
メインは、家庭ごとにクリスマスの特別メニューが異なる。
<友人宅A>
デンマーク人の両親が移民し、
フランスで育ったAさん
中央にあるのが12月頭から
塩漬けしたサーモン🔽
低音で数時間掛けて焼いたローストポーク🔽
<友人宅B>
バカリャウ(ポルトガル名物、タラの塩漬けの干物)を数週間前から水に浸して、毎日水を変えて塩抜きしたものに、23日にじゃがいも、トマト、オリーブ、ケッパーなどを加えて煮込んだスープ🔽
これはとても美味しかったので、
家ができた暁には是非作りたいと思っています。
どの家庭も準備に数週間。
結構手の込んだお料理を、家族全員が何かしら参加して作り上げていました。
4. 当日の流れ
イブの夜、皆、夕飯前にシャワーを浴びてドレスアップ。
食前酒が始まるのが20時頃…
大抵、シャンパンとおつまみでスタートするけれど、ここで結構満腹近くなることも多々😅
ゆっくり喋りながら、夕飯に取り掛かるのは21時30分から22時…
そして、真夜中クリスマスを迎え、プレゼント授与スタート。
ツリーの前に椅子が一つ置かれ、そこに座った人に一つずつプレゼントを渡し、一つずつ開けて確認して「ありがとう」のキス&ハグ🎁
これが延々と続く・・・
一度解散し、25日のランチに再び集合して、昨夜の残りを頂きます。
25日の夜は、若者たちは友人たちとのパーティーへ。
というのが、多数派みたい。
私は超朝方人間で、5時起きヨガを大切にしたい為、正直なところ、フランス人の時間帯にもう一つ馴染めずにいます。
今年ご招待して頂いたお宅は、70代のご夫婦。
50代の息子と娘がいて、イブの夜は、それぞれ義理の家族と過ごす為、集合は25日のランチということで、私にも優しいタイミングで過ごせることになり、ホッとしています😌
ではまた次回、A la prochaine !ア・ラ・プろシェンヌ!
素敵なクリスマスをお過ごし下さい🧑🎄🎄🎅