*メーデー・フランス・すずらん | *Blay典子の世界日記*

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四半世紀のリゾート暮らしを卒業後、ディープなフランスで生活しています。父が他界した2004年から始めたスピリチュアルな学びや、浮世離れした日常から見えて来た世界、多文化の中で学んだ事、フランスの田舎暮らしなどなど、私の世界のお話を綴っています。

 ブリーブ・ラ・ガイヤードからごきげんよう、ドゥミ仙人こと☆ Blay典子です。

 

ご縁をいただき、ありがとうございます。

 

 今日は5月1日。

 

日本ではGWの中の1日と言う位置付けだと思いますが、フランスでは祝日で、結構大事な日とされています。

 

労働者の日であるメーデーには、もともと毎年色々な労働者デモが、フランス各地で行われるとのこと。

 

でも、特に今年は少し前に定年退職年齢64歳に引き上げが強行採決されたことを受け、例年以上に大きなデモ隊が出ているそうです。

 

(画像をお借りしています)

プラカードのメッセージは

「定年退職年齢ではなく、給料を上げろ!」

 

この辺りは田舎なので、写真のような混乱はなく、平穏でほっとしています。

 

 そして、5月1日もう一つのイベントは、老若男女誰もが大切な人(家族や恋人、友人)に感謝を込めて、スズランを贈る「すずらん祭り」La fête du muguet(ラ・フェットゥ・デュ・ミュゲ)。

 

 

母の日のカーネーションのように、花屋さんにはこの時期スズランが並びます。

 

ヨーロッパでは、春の訪れを象徴する花とされ、花言葉は「幸せの再来」。

 

また、キリストが処刑された時に、聖母マリアが流した涙がすずらんになったと言う伝説から、聖母マリアのイメージとなり「純粋」「純潔」なども、すずらんの花言葉として、挙げられるるそうです。

 

すずらんを贈られた人、贈る人双方に「幸運が訪れる」と言われ、定着した習慣となっています。

 

 私は今年、思わぬところですずらんを目にすることになりました。

 

それは昨年購入した我が家。

 

空き家になってから今年で4年になるそうですが、リノベーション工事がスタートした2月末からチェックに訪れる度、花壇のお花が次々に咲いて迎えてくれ、その中にすずらんを発見ラブ

 

ピンク色の花の足元に無数のスズラン

 

とっても良い香りがしますラブラブラブラブラブラブ

 

他に芍薬や👇

 

菖蒲も

 

バラの茎も見受けられたので、これからまた楽しみです。

 

この家を初めて訪れた8月には、草が生い茂り、結構なジャングル状態で、花壇の様子は全くわかりませんでした。

 

が、次々にお花が咲き、前の家主さんが丹精込められていたんだなぁと感じ、ますます家への愛着が湧く思いがしました。

 

今まで、ガーデニングは得意分野ではなく「花壇は作らず芝だけにしよう」と夫と話していましたが、このお花たちは4年間放置されていたにもかかわらず、咲き続けていたので、せっかくのお花を掘り捨ててしまうのは、さすがに気が引けるため、適当な場所への植え替えを考えています。

 

早速「スズラン 植え替え」をググったところ、あの可憐な見た目からは想像できないくらい強い花で、少量でも死に至るほどの毒を持っていて、扱いには要注意とのこと。

 

以前、すずらんの切り花を入れたコップの水を飲んで、子どもが亡くなった例があるとのこと。

 

ご注意下さい真顔

 

私も、無闇に触らずにググって良かったです滝汗

 

 日本の整備されたお庭も綺麗ですが、圧倒的な生命力を感じられるのは、この放置されたお花たち。

 

この放置すずらん、なんか強力な幸運を運んでくれそうなので、多方面に幸運が訪れますように祈りつつ、こちらに貼らせて頂きたいと思います。

 

5月、たくさんの幸運が訪れますようにお願い

 

 ではまた次回、À la prochaine !(ア・ラ・プろシェンヌ!)