*バリ人の名前とフランス語 | *Blay典子の世界日記*

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四半世紀のリゾート暮らしを卒業後、ディープなフランスで生活しています。父が他界した2004年から始めたスピリチュアルな学びや、浮世離れした日常から見えて来た世界、多文化の中で学んだ事、フランスの田舎暮らしなどなど、私の世界のお話を綴っています。

 マンサックからごきげんよう、ドゥミ仙人こと☆Blay典子です。

 

ご縁をいただき、ありがとうございます。

 

 早速ですが、本日のお題は

バリ人の名前とフランス語

 

時々フランス語の本を頂くことがあるのですが、お察しの通りはてなマーク積読になってしまっています😅

 

それを反省して今年こそ!と思い、最近村上春樹の「猫を棄てる 父親について語るとき」を読み始めました。

 

 

もちろんわからない単語を辞書で引きながらなので、時間がかかっていますが、割合読み易く、毎日2〜5ページずつを続けられています。

 

そんな中、"cadet カデ"という単語を初めて目にしました。

 

辞書を引くと「兄弟の中で2番目の、年下の」の意。

 

「私は次男(次女)です」は、

 

【次男】Je suis le cadet (la cadette) de la famille. (ジュ・スイ・ル・カデ・ドゥ・ラ・ファミー)

 

【次女】Je suis la cadette de la famille. (ジュ・スイ・ラ・カデットゥ・ドゥ・ラ・ファミー)

 

我が子が次男や次女であることを言い表す時は、

 

【次男】Il est mon cadet.(イレ・モン・カデ)

【次女】Elle est ma cadette.(エレ・マ・カデットゥ)

 

となります。

 

ちなみに兄弟で一番年上は、aîné(エネ)

 

Je suis l'aînée d'une famille de trois enfants.(ジュ・スイ・レネ・ドゥンヌ・ファミー・ドゥ・トワゾンフォン)「私は3人兄弟の一番上です。」

 

のように使います。

 

そして、3番目、あるいは兄弟の中の最年少の子をbenjamin(ベンジャミン)と呼ぶそうです爆  笑

 

聖書に登場する大家族の一番年下の子が、Benjaminベンジャミンという名前だったことが由来だそうです。

 

私は4番目ですが、最年少なので、今度誰かに聞かれたらJe suis le benjamin.と言ってみようかな爆  笑

 

 ここまでで、バリ人と何の関係?と思われている方、お待たせしました。

 

実は、"cadet カデ"が「兄弟の中で2番目の」の意味だと知った時、ふとバリ人を思い出したのです。

 

というのは、バリ人は子どもが生まれると、1番から4番まで名前が決まっていて、5人目が生まれると1番に戻るという伝統があるのです。

 

なので、バリ人の友達は、4通りの名前の人しかいないのです。

 

その中にcadet カデという名前があり、そう言えばcadet カデは何番目だったんだろう?と思ったのです。

 

早速ググってみると🔽

  • 第一子:Wayan ワヤン Putu プトゥ Gede グデ  Iluh イロ
  • 第二子:Made マデ / Kadek カデッ / Nengah ヌンガァ
  • 第三子:Nyoman ニョマン / Komang コマン
  • 第四子:Ketut ケトゥ
  • 第五子:第一子の名前に戻る
爆  笑びっくり爆  笑びっくり爆  笑
 
綴りは違うものの、日本人的に響きは同じ「カデ」が第二子の名前でした音譜爆  笑音譜
 
バリの伝統とフランス語が通じていて驚きましたが、面白つながりで、この単語は覚えられそうです爆  笑
 
村上春樹の小説から、こんな発見があるとは思いませんでしたが、またちょっと違う楽しみが増えたような気がしますニコニコ

 

 ではまた次回、À la prochaine !(ア・ラ・プろシェンヌ!)