*フランスで驚いたこと2:名前 | *Blay典子の世界日記*

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四半世紀のリゾート暮らしを卒業後、ディープなフランスで生活しています。父が他界した2004年から始めたスピリチュアルな学びや、浮世離れした日常から見えて来た世界、多文化の中で学んだ事、フランスの田舎暮らしなどなど、私の世界のお話を綴っています。

 モルディブからごきげんよう、ドゥミ仙人こと☆Blay典子です。お立ち寄りいただき、ありがとうございます。

 

日曜の朝。雲に覆われながらも淡いトーンの朝焼けが綺麗でした☆

 

 さて、今日のお題はフランスで驚いたことの2つめ「名前」について2点。

 

 1つめは、フランスでは日本と同じように苗字・名前の順番で名前を言うところ。

 

海外で様々な書類に名前を書く時、書類はその国の言語と英語表記で、名前欄は、First Name(ファーストネーム・名)、Last Name(ラストネーム・姓)とあるが、フランス人夫から「どっちが苗字で、どっちが名前だっけ?」とよく聞かれる。

 

英語圏の人には、そんなの当たり前〜!な部分だけれど、そうでない2人の共通点に、ちょっと喜びを感じる。

 

私はファーストネームは「親から子への初めての贈りもの」という認識で、ファーストネームは(姓・名)の名の方だと覚えたけれど、きっと夫は私に尋ね続けるだろう爆  笑

 

 もう1つは、聖人暦というカレンダーに載っている名前からしか命名できなかったとのこと。

 

天使聖人カレンダー🔽

 

現代では個性的な名前をつける人も増えてきたけれど、キリスト教信仰は根強く、今でも聖人暦から名付ける人が多いようで、同じ名前がとても多い。

 

365日の各日付に聖人が割り当てられていて、原則1日1人だけれど、複数の名が割り当てられている日もある。詳しくはこちらへ→北鎌フランス語講座 - ことわざ編

 

聖人の名2つを合わせた名前もある。例えば、男性でジョン・ミッシェル、ピエール・オンリなど、女性でアンヌ・ソフィー、マリー・クロードなど。2番めの名前がセカンドネームではなく、2つひとまとめでファーストネームになる。少し長いので、ジョン・ミッシェルは「ジョンミ」、アンヌ・ソフィーは「アンソ」などと略すのも常。

 

また、聖人暦に沿って、テレビやラジオで、その日の名前の人に「全国のミッシェルさん、おめでとう!」などと呼びかける番組もあり、自分の誕生日と名前の誕生日の2回誕生日があるようなもの。

 

ちなみに誕生日には"Bon anniversaire !"(ボナニヴェルセール)と言うが、名前の誕生日のときは"Bonne Fête !"(ボンヌ・フェット)。

 

 なんか面白い習慣ですよね♪

 

 ではまた明日*Bonne journée !(ボン・ジョるネ!「素敵な1日を!」)