モルディブからごきげんよう、ドゥミ仙人こと☆Blay典子です。お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
日曜の朝。雲に覆われながらも淡いトーンの朝焼けが綺麗でした☆
さて、今日のお題はフランスで驚いたことの2つめ「名前」について2点。
1つめは、フランスでは日本と同じように苗字・名前の順番で名前を言うところ。
海外で様々な書類に名前を書く時、書類はその国の言語と英語表記で、名前欄は、First Name(ファーストネーム・名)、Last Name(ラストネーム・姓)とあるが、フランス人夫から「どっちが苗字で、どっちが名前だっけ?」とよく聞かれる。
英語圏の人には、そんなの当たり前〜!な部分だけれど、そうでない2人の共通点に、ちょっと喜びを感じる。
私はファーストネームは「親から子への初めての贈りもの」という認識で、ファーストネームは(姓・名)の名の方だと覚えたけれど、きっと夫は私に尋ね続けるだろう
もう1つは、聖人暦というカレンダーに載っている名前からしか命名できなかったとのこと。
聖人カレンダー🔽
現代では個性的な名前をつける人も増えてきたけれど、キリスト教信仰は根強く、今でも聖人暦から名付ける人が多いようで、同じ名前がとても多い。
365日の各日付に聖人が割り当てられていて、原則1日1人だけれど、複数の名が割り当てられている日もある。詳しくはこちらへ→北鎌フランス語講座 - ことわざ編
聖人の名2つを合わせた名前もある。例えば、男性でジョン・ミッシェル、ピエール・オンリなど、女性でアンヌ・ソフィー、マリー・クロードなど。2番めの名前がセカンドネームではなく、2つひとまとめでファーストネームになる。少し長いので、ジョン・ミッシェルは「ジョンミ」、アンヌ・ソフィーは「アンソ」などと略すのも常。
また、聖人暦に沿って、テレビやラジオで、その日の名前の人に「全国のミッシェルさん、おめでとう!」などと呼びかける番組もあり、自分の誕生日と名前の誕生日の2回誕生日があるようなもの。
ちなみに誕生日には"Bon anniversaire !"(ボナニヴェルセール)と言うが、名前の誕生日のときは"Bonne Fête !"(ボンヌ・フェット)。
なんか面白い習慣ですよね♪
ではまた明日*Bonne journée !(ボン・ジョるネ!「素敵な1日を!」)