ごきげんよう、ドゥミ仙人こと☆Blay典子です。いつもお読みいただき、ありがとうございます。
さて、あなたは日常的に「スキンシップ」をしていますか?フランス人と結婚して、一番日本人との違いを感じるのが「スキンシップ」の多さ。家族間や友人間で頬を合わせるキスやハグはもちろん、初対面の人とでも握手や、頬を合わせるキスをします。
日本では、親子間で子どもが本当に小さい時にはぎゅっとしますが、年齢とともに、手も握らなくなる家族が多いのではないでしょうか。昭和一桁世代の親を持つ私も、言うまでもありません。
家族間のスキンシップは、本当に大事にするべきだと思います。スキンシップを日常的にしていれば、家族のちょっとした変化に気づけますし、スキンシップで「人のぬくもり」や「愛情」を知ることができると思います。また、家族とスキンシップすることによって、他人との距離感や、接し方の感覚を自然に身につけられると思います。
フランス語に、"calin"(カラン)という「甘えた、優しい、愛嬌のある」という意味の形容詞があります。
ぎゅっとして欲しいときや、頭などを撫でて甘えさせて欲しいときに、"Fais-moi un calin."(フェ・モワ・アン・カラン)あるいは"Je veux des calins."(ジュ・ヴ・デ・カラン)などと言い、親子間でもカップル間でも使います。また、撫でてもらうのが好きなペットに "Tu aimes des calins."(トゥ・エム・デ・カラン)というふうにも使えます。その延長線上で、やんわりと、Hするという意味にも使い、Hが愛情の延長であることを示す、良い言葉です。
この"calin"(カラン)は、ヨーグルトや↓
ニューカレドニアと日本を結ぶ航空会社「エアーカラン」↓
にも使われているくらい、とても優しい言葉で、私の大好きなフランス語の言葉の一つ。
「ハグ」という言葉がだいぶ定着した気がするので、「カラン」も日本語っぽく、親子間やカップル間で「カランして」とか、友達などに話すときに「昨日、彼(彼女)とカランして〜」と言うといいと思います。
「ハグ」よりも深い愛情の言霊を感じる「カラン」。
「カラン」という言葉と行為が広まったら、日本人はもう少し愛情表現が上手になるような気がします。
ではまた明日*Bon aprés-midi !(ボナプれミディ!「素敵な午後を!」)