*calin(カラン)を広めたい☆ | *Blay典子の世界日記*

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四半世紀のリゾート暮らしを卒業後、ディープなフランスで生活しています。父が他界した2004年から始めたスピリチュアルな学びや、浮世離れした日常から見えて来た世界、多文化の中で学んだ事、フランスの田舎暮らしなどなど、私の世界のお話を綴っています。

 ごきげんよう、ドゥミ仙人こと☆Blay典子です。いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 さて、あなたは日常的に「スキンシップ」をしていますか?フランス人と結婚して、一番日本人との違いを感じるのが「スキンシップ」の多さ。家族間や友人間で頬を合わせるキスやハグはもちろん、初対面の人とでも握手や、頬を合わせるキスをします。

 

 日本では、親子間で子どもが本当に小さい時にはぎゅっとしますが、年齢とともに、手も握らなくなる家族が多いのではないでしょうか。昭和一桁世代の親を持つ私も、言うまでもありません。

 

 家族間のスキンシップは、本当に大事にするべきだと思います。スキンシップを日常的にしていれば、家族のちょっとした変化に気づけますし、スキンシップで「人のぬくもり」や「愛情」を知ることができると思います。また、家族とスキンシップすることによって、他人との距離感や、接し方の感覚を自然に身につけられると思います。

 

 フランス語に、"calin"(カラン)という「甘えた、優しい、愛嬌のある」という意味の形容詞があります。

 

 

ぎゅっとして欲しいときや、頭などを撫でて甘えさせて欲しいときに、"Fais-moi un calin."(フェ・モワ・アン・カラン)あるいは"Je veux des calins."(ジュ・ヴ・デ・カラン)などと言い、親子間でもカップル間でも使います。また、撫でてもらうのが好きなペットに "Tu aimes des calins."(トゥ・エム・デ・カラン)というふうにも使えます。その延長線上で、やんわりと、Hするという意味にも使い、Hが愛情の延長であることを示す、良い言葉です。

 

この"calin"(カラン)は、ヨーグルトや↓

ニューカレドニアと日本を結ぶ航空会社「エアーカラン」↓

 

 

にも使われているくらい、とても優しい言葉で、私の大好きなフランス語の言葉の一つ。

 

「ハグ」という言葉がだいぶ定着した気がするので、「カラン」も日本語っぽく、親子間やカップル間で「カランして」とか、友達などに話すときに「昨日、彼(彼女)とカランして〜」と言うといいと思います。

 

「ハグ」よりも深い愛情の言霊を感じる「カラン」。

 

「カラン」という言葉と行為が広まったら、日本人はもう少し愛情表現が上手になるような気がします。

 

 ではまた明日*Bon aprés-midi !(ボナプれミディ!「素敵な午後を!」)