放射線治療(緩和ケア)開始
連日の診察と 検査(CT,PET)を終え4日後に入院し、腰椎へ5回放射線を当てることが決まった。当初、膀胱への照射も検討されていたが、PET検査の結果、膀胱に転移したがん細胞は現在かなり活動を潜め、ぺたんこの状態であることがわかり、今回は見送りとなった。当初がん細胞で大きく膨れ上がっていた前立腺がほぼ元の形(栗の実状)に戻っていること、転移が確認されていたリンパ節や骨盤周りも含め、他に目立って大きく光っている箇所は見当たらないこともわかり、精巣摘出とカソデックス服用の効果は出ていますよ、と聞いた時には本当にホッとした。そうして迎えた入院日。入院手続を終え、病室に着いたら早速治療とのこと。荷物を広げるのもそこそこに、治療室へと向かった。30分ほどして戻ってきた父。検査の担当の方が手際よく、体の動かし方など気遣ってくださったそうで、僕は寝てるだけだったと、ホッとした様子。病室へ戻り、いろいろと父の状況を説明したり、荷物を整えたりしていると、あっという間に面会終了時刻になってしまった。入院初日ということで、書類の作成などもあったからもう少しいいですよ、と延長してもらえたが、いつまでもはいられない。寂しそうな父を残して、後ろ髪をひかれる思いで母とともに病院を後にした。あんなに短時間で終わるなら、通院で受けられたら良かったのだけれど…という思いもありつつ、腰の痛みに耐えて、毎日通院するのも負担だし、やむを得ない。少しでも居心地の良い入院生活になることを願うばかりだった。