安定剤が効いたのか
私が落ち着いたのか
1時間ほどでおさまり、いつもの私に戻りました。

先生は母に
精神科に行くように紹介状を渡しました。

体が乗っ取られたかのように
いつもの娘の姿では無い私をみて
母はきっと
不安で心配で押しつぶされそうだったと思います

私は落ち着きを取り戻したため
一旦家に帰り、次の日に精神科へ行こうとなりました。

家に帰ってきてからは、暴れること無く
普通の私でした。

この日はドラマ『コウノトリ』の放送日
私と母は2人でテレビをみていました。

赤ちゃんが産まれる幸せと喜び

私は、微熱が続いてから
自分の症状をネットで調べていて
もしかしたら白血病なのかもと
ひとりで不安になっていました。

将来赤ちゃんが産めなかったらどうしよう
白血病だったらどうしよう
このまま死んだらどうしよう

ドラマの最中ずっとそのことが頭を駆け巡り
大きな不安に。

その時、急な腹痛が襲いかかってきて
また体が重くなり
体が言うことを聞かなくなってしまいました。

意識がもうろうとする中で

「パパ、パパ、パパ、」
「ギュってして。抱っこして」
「どこにも行かないで」

って、まるで子供に戻ったかのように
泣いて親を探していたそうです。

父が直ぐに来てくれて
「大丈夫だ。」
そう抱きしめてくれた腕の中で

私の呼吸は浅くなり
視界は回り
体はもう動きませんでした。

夜空の星に飲み込まれるかのように
意識は無くなりました。


救急車で近くの大きな病院に運ばれましたが
私の記憶はもうないです。

呼吸も浅くなったり止まったりを繰り返し
何回も心肺停止になりました。
人工呼吸器で何とか生命を保っていました。

そこの病院のお医者様が
この症状が出る病気を以前担当した事があり
ちゃんと特定し、治療出来るよう
直ぐに医科大学附属病院に搬送になりました。

この時に
精神科では無いと判断するのが遅かったら
私は何年も眠り続けていたかもしれません。

そして
附属病院で
担当医と出会わなければ
今も意識はなかったと思います。