医大附属病院に運ばれてから
私はたくさんの検査を受けました。
血液検査
MRIやCT検査
骨髄液検査
どの検査も私は眠っている間
痛みもなにも感じない
そして明らかになったものは
「抗NMDA受容体脳炎」という病気。
骨髄から出る抗体が誤って脳を攻撃してしまう
主な原因は卵巣奇形腫が鍵になる病です。
脳を攻撃すると
様々な精神的症状がでて
幻覚や幻聴
意味の分からないとこを話すなどがあります。
そしてこの病気の怖いところは
昏睡状態が最悪数年、あるいは数十年続くこと
私も運ばれてから
主治医は母に、
「数年目覚めないことを覚悟して下さい。」
と言っていたそうです。
母の目の前の私は
喉には人工呼吸器
点滴、カテーテル
生命維持装置に囲まれた、人形のよう
これが数年?あるいはそれ以上?
突然の病魔は
母を、家族を、そして私を
暗い奈落の底に落としました。