本日は、KOBH 60.1からチェンジしたDOGMA K。

このモデル、プレスリリースを見る限り、モデルチェンジはしてない。
ネーミングチェンジと、カラーチェンジである。
グラフィックデザイン/カラーリングはGOODである。
「イイもの感」がちゃんと出てるし、なによりカッコいい!
KOBHのグラフィックデザインも良かったが、
2012年は、よりシャープな印象に生まれ変わった!
「SUVを作って欲しい」とTEAM SKYから依頼され、
パベェに強いレーシングバイクとして生まれた2011のKOBH 60.1。
ジオメトリーとシートステー形状を変え、これってピナレロ?という
シルエットを持つKOBH。
快適性の高さとパワーロスのなさを両立できている、画期的なバイクだ。
上下方向への柔軟性の反面、横剛性が高いのでダンシング時のロスがなく
特にパベェがあるステージでは強い武器だ。
一般人にとっての恩恵は、長距離ライド、グランフォンド、ブルベを
快適かつ速く走れること。
また、お金はあるけど、レーシングバイクはちょっと辛い...
と悩む方々にとっても、最高の選択肢であろう。
数年前は、カーボンバイクはハッキリと2つに分かれていた。
それは、
軽くて高剛性だが快適性を犠牲にしたレーシングバイク。
(PRINCEのような)
もうひとつは、
ちょっと重いがしなやかで快適なコンフォートバイク。
(FP5のような)
でもここ1~2年で、快適性とレーシング性能を両立するバイクが
どんどん現れて来た。
ピナレロで言えば、DOGMAがそれにあたる。またPARISもそうだ。
乗れば分かるが、DOGMAやPARISに乗って「堅い」と文句を言う
人がいたら、よほどのコンフォートバイク好きだろう。
「レーシング」を謳うそれらのバイクでさえ、十分に快適なのだ。
では、KOBHはどうか。
レーシングバイクと呼ぶには、ちょっと「快適」すぎるんじゃないかな?
パリ~ルーベで競う機会がないのなら、あまりその存在意義を感じない...
というのが僕の正直な感想。
ちょっと優等生すぎて、ピナレロらしくない気がするのだ。
そのKOBHが、中身はそのまま「DOGMA K」という名前に....。
なぜかドグマを名乗るようになった。
ニッチな路線を行くこのバイクにできるだけ高い価値(名前)をつけ、
お金もちに売る...という戦略が見え隠れしているようで、正直、清くない。
KOBHに乗る人、DOGMA Kを買う人は、その人なりの価値観があって
買うのだろうから、それを否定する気はさらさらないし、
それは間違いなくいいバイクだと思うけど、
このバイクに「DOGMA」の名前をつけることだけはして欲しくなかった。
そもそもホリゾンタルフレームに前後ともフニャっとした
ONDAがつくピナレロレーシングバイクの最高峰が「DOGMA」だと、
マグネシウム時代から刷り込まれてきた僕にとっては、
大きな違和感を感じる。
むしろ、ピナレロをよく知らない人に乗って欲しいな、DOGMA K。
そして、その人を僕のPARISでぶっちぎるんだ!
「これがホントのピナレロなんだよ。」ってつぶやきながら。