厄年 | ブランコのコはコーキのコ

ブランコのコはコーキのコ

こうきをあえてこーきと書きます。それが私のこだわりです

たまに「今年ついてないな」と思う年があるけれど


今年ほどそれを強く思った年はない。


祖父が他界したため実家に帰っていた。


尊敬する祖父。


僕の野球好きは完全に彼からの遺伝。


自称「革靴で100mを11秒台で走った」と豪語していた身体能力の恩恵も


少なからず受け継いだように感じる。


できれば誰とでもすぐ仲良くなってしまう人当たりの良さも受け継ぎたかったな。


深い哀しみの中家に帰る。


すると大学生の弟から近況を報告される。


練習中の事故で脳震盪を起こし


そして選手生命を絶たれたと。


怪我をしたことまでは知っていたが


まさかこんなに重症だったとは思いもしなかった。


体育会の第一線で戦っている弟は


このチームに入る為に1年間浪人し


必死に勉強しやっと入学することができた。


そしてチームの主力としてこれから活躍が期待されていたときにこんなことになった。


まだ心の整理がついていない様子だったが


幸いチームメイトには恵まれており


そのチームを支えるために裏方として残るつもりでいるようだ。


半年振りに実家に帰るともう一つ大きな変化があった。


愛犬の皮膚に黒く痣のようなものがところどころ見られた。


これは特に大きな病気でというわけでなく


高齢による免疫低下が原因なんだとか。


そういえば早いものでもうそんな歳。


いつもは僕が帰ると玄関までワンワン吠え興奮しながら出迎えるのに


今回はリビングでどっかり寝そべりながら「あぁ帰ってきたんだ」みたいな表情をこっちに向けるだけだった。


半年前に会ったときには元気に走り回っていたのに。


それを考えると涙が出るほど悲しくなった。


祖父の通夜の際


お経を読んでくれたお坊さんがこんなことを言っていた。


「葬式は故人を追悼する場であるけれど、同時に今生きていることのありがたみを感じる場でもある」


その通りだなと思う。


今こうして生きているけれども


もしかすると明日自分や大切な人が死ぬかもしれない。


生きていることを感謝して1日1日を大切にしなければならない。


なんだか柄にもないことを書いてしまったが


普段の行いから省みるいい機会になったように感じる。


さらに私事だが厄年と感じざるを得ないことがある。


今年に入って病院にお世話になることが多いのだ。


咳喘息、ウィルス性胃腸炎、尿道炎(性病ではない)、最近では風邪をひき、膝を怪我し、久しぶりに虫歯もできた。


人生何が起こるか分からない。


何かが起こって後悔する前に


人の為になることをしていこうと心に誓った。


昨夜実家の布団に入って生死についてずっと考えていた。


ただ圧倒的に恐怖心の方が強く


ひどく不安に駆られた。


そんなとき


今までこんなこと一度もなかったのに黒い斑点をつけた愛犬が布団に潜り込んできて一緒に寝始めた。


すると不思議と心が落ち着いて心を整理することができた。


人(犬)に支えてもらうことって大事なことなんだなとひょんなところから学んだ。


だから僕も支えていかなければいけないと思った。


今年はいろんな災難が降りかかってきているけれど


そのおかげで大切なことに気がつくことができたし


もしかすると新しい道が見えてくるかもしれない。


要するに


みんな健康で長生きしてください。


おじいちゃん、おじいちゃん孝行できなくてごめんなさい。


どうかゆっくり休んでください。


ありがとう。