望んだことを出来たことは
一度たりとない
強く望んだことも元より無いけど
誰かの望みの方がいつだって強くて
だから私は
望むのを辞めた
ひとつ ふたつと
望みを潰していく度に
ひとつ ふたつと
望みが解らなくなった
わからなくなるうちに
失くしてしまった
解らないからその分だけ
誰かの望むことを叶えようと
するけど
誰かを先行する度に
私がわからなくなることがある
だけどね
それでも少しだけ
胸にチクリと痛みが刺すんだ
それは多分
私が失くし忘れてしまった
このまま忘れてしまいたいと思っていた痛み
こんなにも
こんなにも
独善的な望みは
失くしたままでいたい
だから今日も
零れそうな痛みを無視して
いいよ
って笑って応えてしまうんだ
ほんと
ただの独り善がりだ
