7/28 19:00、8/2 16:00(千秋楽)観劇。
新宿村LIVE(西新宿)

作:浅沼晋太郎
演出:伊藤正巳
出演:佐野瑞樹 川本成 石倉良笙 湯澤幸一郎
    吉岡毅志 永嶋柊吾 えり~な
(順番は公式ブログのまま。敬称略)
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絶対DVD化できないコネタ、しかもめっちゃ今しかできないネタ満載、おバカでしょうもないのにうるうるしてエネルギーをもらえる楽しい舞台でした。
やっぱりこういう狭くてジャンクな感じのする劇場が大好き。
私の原点は小劇場なのでホームに帰ってきた気がしてほっとします。

公式でネタバレ解禁8/3と謳っているので、以下若干ネタバレあり。







ストーリーの概要は

「好きなことを捨ててしまった父とそれを取り戻してほしい娘。
とある事件がきっかけでばらばらになっていた父の友人3人が戻ってきた。
娘はその3人に頼み込む。
「お父さんをもとに戻して」と。」

ってな感じです。


これだけ聞くとシリアスっぽいですが、お父さんもその友人もオタクでそのへんのネタが満載のため、そのネタがわかると笑いっぱなしになります。
観客によって反応するネタが違うので、リピーター的にはそこも面白ポイントでした。

特に浅沼作品ネタはマニアック。
私が気づいたのは「チーム冠婚葬祭」(P*nishON)、「針谷さん」(アヴェ・マリターレ)くらいで、「ラナソレイユ」(トライフル、アヴェ・マリターレ)は教えてもらいました。他にもあったんでしょうかね?

千秋楽カーテンコールはあまりにもすごいことになっていて、キャストさんから「絶対秘密で!ここだけの秘密でお願いします!!ブログとかにも絶対書かないでください」というくらいのとんでもなさでした。
楽しかったけどアブなすぎるよ……あせあせ(飛び散る汗)

来年の秋頃、またこのメンバーで芝居をしますという予告がでたので、今回見逃した方も要チェックです。
でも、このノリについていけるのはある程度年齢の行っているオタクな人じゃないと無理かもしれない(苦笑)
7/26 夜の回参加。
場所:SPAZIO2
出演:久保田悠来、細貝圭、植田圭輔、田中伸彦、MORITA、成松慶彦、真島公平、岩永洋昭、田井和彦(順不同敬称略)

ご招待イベントゆえか観客数200に満たないくらいの規模だったのに出演者が豪華でした。

内容は、前半DVD鑑賞会、後半はトーク(質問)コーナーと、プレゼントを賭けたじゃんけん大会。

渡部紘士さんが別の舞台に出演中で欠席なのと、人数の問題かあまり話さないキャストさんがいたのが寂しかったですが、カンパニーそのものがファンに愛されてるなと感じる暖かいイベントでした。

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以下駄文感想。

ナリさんをいじりまくる久保田君にウケました。
しかもナリさんをいじりたいという理由で楽屋の鏡を隣にするって!
仕切りも彼だったのですが、慣れてんな~という感じ。
細貝君、植田君あたりは自分から話にいってましたが、振らないと話さない人が多い中頑張ってる印象でした。

話の流れで本編オープニングのダンスをやっていただきました!
お兄ちゃん不在のためWアランで蝶のシーンをやったり、さすがにうろ覚えでほとんどのキャストが戸惑い気味だったり、ナリさんが全く違う動きをしていたり、とても楽しくて嬉しかったです。
また、一人キレよく踊っていた田中さんにときめきました(笑)
美獣の時にもあのキラキラ笑顔にやられましたが、言葉の端々にまっすぐさが伝わってきて、好きだなあとしみじみ思いました。

終演後、さびしいと同時にキャストさん達に「頑張れ!」と言いたくて堪らなくなりました。
うろ覚えですが、カテコで植田君がした以下のような話に妙に感銘を受けました。

「ButterflyEffectとは小さな蝶の羽ばたきが後々大きな違いになること。(この作品に参加して)僕達の未来は皆さんに変えていただきました」

このところ役者さんと観客の距離・立ち位置について考えさせられる事が多いですが、この言葉は一つの答えかもしれないと思います。
直接的なかかわりでなくともふとしたきっかけや行動が互いの次の行動原理になる、というか。
……結局普通の人間関係の話に行き着いたって話でもありますけどね。
7/24夜公演観劇。
荻窪メガバックスシアター。
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2/29に生まれた子供は四年に一度しか歳を取らない。

高齢化を防ぐため、それを実現させようと奇妙な実験が行われている小学校。
28年生きてきた7歳の二年生のクラスに28歳のカウンセラーがやってくる。

小学二年生でありながら体力的には28年生きてきた人間であるゆえに参加できない運動会。
「普通」ではない事に気付き悩む子供達とそれを取り巻く大人達の物語。

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うまくまとめられてませんがストーリーはこんな感じです。
キーワードは「普通」。
ちょっとおバカで思い切り笑えるのに、愛しくて優しい気持ちになれる素敵なお芝居でした。
ある意味正統派小劇場系ですがとっつきやすいので、観劇に馴染みが無い人にもお勧めです。
以下ミーハー感想。


安田さん、やっぱり好きだ!
本当に上手いと思います。
今回劇場が小さいので細かな芝居まで堪能させていただきました。

熊倉さんってイロモノ担当なの?
この衝撃はぜひ劇場で!
マジでとんでもないからリスペクトです。

栗原さんのテンションにビビりました。二枚目なんだけどいつもなんだかバイオレンスな役を観てるような……。

卍丸さんの演技のメリハリが好き。最初は苦手かもと思いましたが、緩急がいいのでぐいぐいひきこまれちゃいました。

他にも眼鏡のエリートなバナさんに驚いたり、学さんの表情にドキドキしたり、岩下さんの体張ってますなシーンに驚きつつなんか可愛いなあと思ったりと本当に満たされた感じです。

公演期間は日曜日までですが、まだチケットあるみたいです。
もしお時間と興味があればぜひぜひ観て欲しい!
アタシも都合が許せばリピートしたかったですが予定を詰めちゃったので諦めます。

ちなみに明日は『Tower of Sugar』に行ってきます。
あ、ブリミュキャストが続くのは偶然なんですってば(笑)