業も欲も深いので、ガイドも多彩![]()
好奇心から、自分の過去世を探った。
(今生に影響を与えている過去世は、解決する気も無いので放置
)
ローマ軍の将軍をしていた過去世を見た。
ビックリした。私が?ローマの将軍????
白い馬に跨って、遠征先の町を攻略しべく砂漠に陣を張っている。
長期戦になってしまったらしい。
つまらない感情がこじれて、町全体で篭城をさせてしまった。
しかもこの街を陥落させることは、戦略上さして重要でもないが無視もできない。
その気分が、兵士達の中に倦怠感が漂い始めている。
この遠征地で、倦んだ兵士を何万も引きつれているのは、最も危険だった。
最後の交渉が決裂して、私は静に町を眺めていた。
振り上げた右手を、一瞬躊躇した。
しかしどんな感傷も無意味だった。
総攻撃の命令を下した。
砂煙を上げて、怒涛のように街を襲う自分の兵士を見ながら、厭世感に襲われた。
みな、故郷に帰れる喜びで、殺戮をしている。
圧倒的兵力で小さな町を殲滅させているのだ。
その命令を下した自分の立場にウンザリしていた。
職業軍人としての自信と誇りで、自我を保っている。
戦争の是非を問うような、半端な人間を軽蔑している。
お互い承知で殺し合っているのだ。
たまたま勝ったに過ぎず、たまたま殺したに過ぎない。
戦勲にもならないような勝利を収めて、故郷に凱旋した。
戦後処理そつなくこなしての、要領の良い事務能力と身の振り方だ。
いかにも、組織の人間だ。
故郷に帰って、即刻、引退を皇帝に願い出た。
引き止められる事もなく、あっさり引退。
この後この人物がどうしたか、興味津々で探った。
大邸宅には、絵に描いたような幸せがあった。
側室もたくさんいる。
子どもにも恵まれている。
息子も後を立派に継いでくれた。
庭の薔薇を愛でながら、とても孤独だった。
誰一人として、この老人の孤独に寄り添う人はいない。
戦斧を交えた敵こそが、この老人を理解していたのだ。
孤独を抱えつつ、官僚的性癖は直せない。
そしてこのまま、死ぬのだろう。
それを知っている。
あの戦線のどこかで、殺されれば良かったのだ。
仲間の恨みを買う事もなく、そつのない生き方に何があったのか?
自問自答している。。。。。。
この過去世で、たくさんの家族を殺したのだ。
だから、家族の何たるかを、学んでいるのだ。そう、思っていた。
だから、子どもができなかったのだ。そう納得していた。
それを、ガイドのHDに聞いた。
『いや。そんな事じゃない。』
『じゃ、どうして、私には子どもができなかったんですか?』
『・・・・・・・・・。・・・・たまたま。』
『・・は?・・・・?』
『だから、たまたま。』
『たまたま、できなかったんですか?』
『・・そ。』
もう、ガックリきた。
とっても、子どもがほしかった。
その想像を絶する努力の陰には、想像を絶する理由がほしい。
それが、たまたまだったとは。。。。。
人生に意味を問うてはならぬ。。
それを、知っていて問うのが人間なのだ。
雑念がなかったら、生きてもいけない。
雑念さまさまである。![]()