※※※本編の内容・ネタバレを含んでいます。ご注意ください。※※※


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みなさまこんばんは♡
満です♪


シン(CV/柿原徹也)
シンの√(特に後半)がとっても自分好みのシナリオで、ずっと楽しかった!
続きが気になって2日でクリアした。

シンはクールでアウトローな雰囲気で、高校生とは思えないくらい落ち着いた子。
少女漫画に出てきそうな、いわゆる"ちょっといじわるでドキドキさせてくる幼なじみ"というキャラクター性が魅力的だった。
しょっぱなのスチルから乙女ゲームを体現させてくれました…!
スチル出てくる度にキスしてるんじゃないかって勢いだった。流石メインヒーロー。
優しくて潔くて、どんなときでも現実から目を背けない性格。
それはシンが幼い頃、父親が過失致死で人を死なせてしまった事故があって周囲から冷遇された過去があったから、というのが切ない。
人殺しの息子扱いされていたときでも態度を変えなかった幼なじみの主人公ちゃんとトーマを心底大事に想ってる理由もわかる。
だからこそ、後半の展開は色んな感情が渦巻いて目が離さなかったです。

主人公ちゃんがバンド始めたばかりの頃、厳しいことを言ったエピソードもあるんだけど、それがきっかけでふたりは付き合うことになった。
でも、厳しい意見を言われても素直に受け止めてしかも改善できて、さらには笑顔でお礼まで言えるのは主人公ちゃんがいい子っていうのもあるし、シンとこれまで積み上げてきた関係性の強さがあるからだと思う、良い。

彼の持ち前の賢さや現実と立ち向かう強さで、"主人公の崖転落事件"も見事に解決へと導いてくれました。
妖精オリオンと衝突して記憶を失った主人公ちゃんですが、目覚めるとそこは病室。
仲間たちと訪れた信濃の別荘で崖から落ちて大怪我を負い、入院していたとのこと。
シンや周りの人たちは、事故にあったせいで主人公ちゃんが一部の記憶を失くしたと思ってくれたのでオリオンにまつわる諸々の説明をせずに済んだのは良かった。
…けど、父親の件もあり、シンがわざと主人公ちゃんを突き落としたのではないかと疑われるはめに。
実際には主人公ちゃんとシンがふざけ合って弾みで落ちてしまった事故だったけど、疑われ続ける状況を打開するためにシンは独自で調査を開始。
ここからがさらに面白かった。
事故があったときの様子を再現するために、当時のメンバーに集まってもらい、再び信濃の別荘へ。
改めてアリバイを確認、現場検証をし、"崖から落ちたのは事故でもそこからさらに主人公ちゃんを傷つけた人物がいる新たな証拠"を発見。
もう完全に始終事故だと思ってたから、まさか別に犯人がいるとは思ってなくて驚いた。
ここに至るまで、どうやらシンを好きらしい人や他√で主人公ちゃんを崖から落としたことがある人など、ミスリードを誘う流れがあって、誰が犯人なのかドキドキした。
真相は想像以上に切なくて、トーマの個別√を心待ちにする気持ちが増した。
幼なじみ3人の絆は永遠であって欲しい。
恐らく、シンはその絆を守るために、敢えて真相を明らかにしたのだと思う。



プレイ時間、約5時間15分。