※※※本編の内容・ネタバレを含んでいます。ご注意ください。※※※





みなさまこんばんは✯
満です♫
























































ニコラ・フランチェスカ(CV/木村良平)
前作ベストエンド後のお話。


開幕早々、朝チュンからのナチュラルプロポーズ。(ガチ)
目覚めから愛する彼女がいる幸せを感じたのかニコラは、"これからも朝は君に起こしてほしい。僕のお嫁さんになってくれる?"と、つい言葉が出てしまったみたいで。
リリィちゃんは、わかったわお嫁さんになるから早く起きて、と彼の発言が本気だと思ってないようで軽く答えて、もう少しちゃんとプロポーズするべきだったとニコラは悩む。
前作では相対的に見ればニコラ√はまだ平和な方だった。それでも血腥い場面や深刻な場面が多かったことを考えると大分今は平和で、ニコラもリリィちゃんも平穏な幸せを得られていて安心した。
もし真剣に求婚しても、もちろんリリィちゃんの返事はOKだと思うから、もう幸せしか待ってないニコリリ。

ギルとの関係もダンテとの関係もこの上なく良好で、特にダンテには、恋人としてもっとニコラの力になるにはどうしたらいいか相談したりする仲。
細やかなことに気づき、面倒見のいいニコラは"兄"らしいとダンテとリリィちゃんで盛り上がっていたら、ふたりで話してたってだけでもニコラが拗ねるという可愛い1幕も。笑
その後、その話の内容が自分が兄らしいとのことだったので、彼女の恋愛対象から外れたんじゃないかと不安になるニコラも可愛かった。
序盤でもダンテがリリィちゃんの手作りドルチェを楽しみにしてることにも少しヤキモチ焼いていたし。
リリィちゃんに恋してからは彼女のちょっとした一挙一動に振り回される時もあって、そんなニコラも良いよね。
でもまさか、ここからダンテと三角関係になったり…はしないかな?
でもダンテって子供の頃からリリィちゃんに惹かれてたんでしょ?
今は彼女がニコラと結ばれたから自重して身を引いたんだろうけど、どうなるのかしらとそこは少しハラハラした。

老鼠が倒されてから、ブルローネを取り仕切るのはファルツォーネとヴィスコンティになった。
ヴィスコンティはいずれはシカゴ進出するから、このままファルツォーネが街を一括する流れになるのかと思いきや、州知事が新しく代わり、マフィア弾圧が激化。
しかも州知事は前作でニコラがリリィちゃんや街の人を守るために銃殺したロベルトの父親。
ニコラに恨みを持つ州知事は、特にファルツォーネを不当逮捕したり、ディレットーレと組んでファルツォーネの悪評を流し取引先を減らしたりして圧力を掛けてきた。
ついにはダンテが不当逮捕。
証拠不十分にも関わらず釈放されず、面会すらもかなわない。
ファミリー存続の危機の中、教国の聖職者・テオがリリィちゃんに鍵の乙女使命について接触。
テオはファルツォーネを快く思っていないようですが、酔っぱらいに絡まれたリリィちゃんを助けてくれたりと、彼女に対して敵意はないみたい。
家族について聞いたりもしてきて、…もしかして貴方、リリィちゃんの実のお兄ちゃんだったりします?って思った。
髪の色も左目の色もリリィちゃんと同じだし。
右目の色が違うのはオルロックを彷彿とさせるから、オルロックとも親類だったりするのかな?

やがて、ヴィスコンティは何者かに屋敷を焼かれ死傷者が多数出た。
出払っていたギルは生き残ったものの、片腕のオリヴァーが亡くなったのはかなりこちらもしんどかったです…。オリヴァー…。
この辺りから、ほのぼの疑似新婚生活からのシリアス展開に変わっていった。

前作でちらっと示唆されていたニコラママが思った以上にニコラを縛っていたことも分かった。
街の誰かと喧嘩してできた怪我だと思われていたのが、本当は母親からの虐待の跡だったってしんどすぎない?
ニコラ・フランチェスカ…。

じわじわと追い詰められていく状況で、ニコラはダンテ釈放のためにどんな手も使うと思い、ファルツォーネを弾圧する政治家の妻子を人質にして取引を成立させ、無事に双方の人質が解放。
ダンテが戻ってきたとき、すんごい嬉しかった!
ニコラのフランチェスカ邸で仲良し組が揃うの嬉しすぎた。

けれど、ニコラはそんなマフィアの自分を、リリィに見られたくないと思う。
好きな女の子は優しく甘やかしたいし苦労をかけたくない、自分の仄暗いところは見られたくないと悩むニコラは、ある意味とても普通の男性だなぁと思った。
さらには、ファルツォーネのマフィア体制を維持するへきか否かでダンテとニコラは仲違いし、すぐにお互い謝るも気まずい雰囲気…。

教会に3人が居合わせたとき、現れたテオに、鍵の乙女であるリリィはファルツォーネ当主ダンテと結ばれるべきだった、ニコラと結ばれたことによってファルツォーネは聖遺物を管理する資格を失ったと言ってきた。
このままでは教国にも見限られると。
そして、リリィちゃんとニコラが惹かれ合ったのも、血の定めによるものだと。
突然色々と言われて3人それぞれに同様が広がり、雨の中飛び出したリリィちゃんを追いかけて胸の内を曝け出すニコラのシーンがよかったです。
心のどこかで、リリィちゃんを自分のものにしてはいけないんじゃないか、自分よりもダンテと結ばれるべきじゃないかと不安に思っていて、彼女を誰にも奪われたくない焦りもあって、両思いになってすぐ関係を持った。
そう言い募る彼からは、リリィちゃんが好きで好きでたまらないんだと伝わってきたし、前作でバッドエンドでヤンデレ化してリリィちゃんに執着心オープンだったニコラを思い出した。

どんな背景事情があろうと、好きという感情はふたりだけのもの。
ふたりは気持ちを再確認してすぐ持ち直すことができた。
ダンテもまた、使命に関係なく、ふたりが結ばれることが嬉しいと言ってくれて。
ダンテ…!ますます高感度上がったよダンテ…!!
そしてダンテとニコラが喧嘩してたってこちらも忘れてたけども、ふたりがいつの間にか仲直りしてて良かった。
兄弟喧嘩は終わったかってギルがからかってたけど、ダンテとニコラってホント従兄弟というより、兄弟って感じだよなぁ。

3人の絆はより強まったけれど、ファルツォーネが厳しい状況なのは変わらないので、状況を打開するため、ニコラは単身ローマへ。
そこでエミリオから、ニコラにも鍵の乙女の相手になる資格があると言ってもらえて一安心。
教国に対抗するための秘策も考え出すことができた。
希望が見えてきたと思ったら、ローマ帰りのニコラを死んだはずの楊が襲撃。
ちょこちょこMSで楊らしき人の動向が描かれてたのでプレイヤー側としては予想してたけど(MSタイトルが"獣"だったし)、楊ってやっぱり敵として出てくると強さ半端ないよね。
MSも台詞がなしで血飛沫が舞って人が死んでいくのもこわかった

さぁここからは戦闘ラッシュです。
まずVSテオ。
テオはファシスト党との繋がり等があって、ダンテとニコラを殺さなければリリィにも残酷な仕打ちが待っていると悟り、勝負を挑んでくる。
彼は彼なりに、リリィちゃんのことを思ってくれているのは分かってたので切なかった。
しかも心理描写としては、リリィちゃんを恋愛的に好きだったってことだよね…?
さらには本当に実の兄だった。
その想いも、家族であることも告げられず死んでいくテオが憐れでした。テオを殺したのはオルロックなんだけど、オルロックはテオにロズベルグ卿殺されてるから彼も可哀想だし…
ピオフィって、全員が幸せになれず、どこかに犠牲があったりするのがリアルだよね。

ラストはもちろんVS楊。
片足を引きずっててもここまで戦える楊すごすぎ。
策士のニコラらしい、知略を活かした戦い方で勝利を掴むニコラもカッコよかった!

教国の見限りや政府の弾圧への解決策として、聖遺物が眠る遺跡を燃やしファルツォーネの使命を強制終了して国外へ進出する作戦も見事だった。
表向きは聖遺物は燃えたことにしておいて、しっかり聖遺物を持ち出しいざというときの切り札にしちゃうニコラ流石。
正式にリリィちゃんにプロポーズして青空の下、幸せいっぱいで終幕するトゥルーエンドまじトゥルーエンドだった。(語彙力)

最後にバッドエンドについて。
ニコラがまたヤンデレ化するのか、ダンテがやっぱり俺もリリィが好きなんだ!と三角関係が勃発するのかワクワクしていました。←
蓋を開けてみたら、エミリオ死、バルトロはリリィちゃんを庇って死の時点で少し心折れそうだったけど、さらにはリリィちゃんも死。
泣き叫ぶニコラの様子が辛く、その後は妙にいつも通りのニコラと思ったら、後追い自殺してリリィちゃんに会いにいく気だと知り、悲しいのと切ないのと、彼女に対する強い愛も感じて心がうおぉとなりました。
やはりニコリリには幸せでいてもらわなければ。