サンピエトロ寺院のスケールには、
驚かされます。
人の大きさが、
間違ってませんか?この空間の広さ。
キリスト教のこの建物に入ると、
自分の小ささに嫌でも気づかされます。
遠くに見える黒っぽい建造物は、
彫刻家のベルルーニが、挑戦した大天蓋。
この下で、法王様が大事な宗教的祭事を行います。
木で造られた、構造物で屋根裏には、神の使いの白い鳩が
舞い降りてきている。ふ~!凄い作り方ですね。
各所に繫栄と豊穣のシンボル、蜂がちりばめられています。
ベルルーニさん、最初は彫刻でないから断ろうとしたとか?
でも、ライバルが名乗り出てきて、や!や!やらせてください!
って、なったそうな。
NHKさんで、しっかり解説されていました。
今も、昔も人間の気持ちって!ね!
そしてこの大天蓋からその先に見えるのが、
聖ペテロの司教座
こちらも、ベルルーニの作品です。
こちらの司教座の中には、聖ペテロが使用した椅子が
9世紀にカール大帝(ローマ皇帝)より寄進された
王座が納められていたそうです。
ガイドさんにお聞きしたら、今はあまりに貴重な椅子
なので、別に保存されているそうですが、
ヴァチカンにはあるとのことでした。
9世紀からの木製王座。
イギリスのチャールズ国王の戴冠式でも、
ものすごく古い木の椅子が王座として置かれてましたよね。
当然と言えば当然ですが、古ければ古いほど木が
使われているのが自然ですよね。
時が繋がっている?そんな不思議な感覚でした。
ここでも、神の使い白い鳩が光に包まれて
こちらへ飛んできている演出が、ステンドグラスで
効果的ですよね。美しい。