厳しい寒さのブランシュ地方・・・
今日はお日さまも顔を出して、少し過ごしやすいでしょうか?
ぽかぽか暖かな出窓で、ブランシュもぐっすりお昼寝しています。
ブ「やっぱりおうちは落ち着けるニャ! ムニャムニャ・・・」
そういえば、昨夜の地震の時も、ここで爆睡してて、
全く起きて来なかったわね!
自宅に戻った安心感?
それとも、お正月の疲れがまだ取れないのかしら?
さて、帰省の記録の続きです・・・
おせち料理を持って出かけたのは、夫の実家でもホテルでもなく・・・
昨夏から義父がお世話になっている老人ホーム。
世界遺産で有名な厳島神社を対岸に臨む高台の、
とても素敵な場所に有ります。
部屋の窓からは、手入れの行き届いた花壇に囲まれたお庭と、
厳島、瀬戸内海に浮かぶ牡蠣いかだが見えます。
「自宅で過ごしたい!」と施設への入所を拒んでいた義父(御年95歳)ですが、
昨夏誤嚥性肺炎で入院して以来、酸素吸入が必要となり、
自宅での生活が難しくなりました。
「酸素吸入が外れるまで・・・」という約束で、しぶしぶ納得していただいている状態です。
環境のいい施設で、職員さんにきめ細やかに見守っていただけることは、
離れて住む私たちにとっては、大変安心でありがたいことです。
入院前後からかなり悪化していた褥瘡も、
施設入所後は、頻繁な体位変換などのケアのおかげでかなり良くなってきているようです。
部屋の隅に置かれたテーブルを中心に移動して、
義母、義姉、夫、私、娘の5人で義父を囲み、
持参したおせちを広げました。
(向こうの紙皿に乗せられた巻きずしは、
お酢嫌いの夫のために作った“特製、酢抜き巻きずし”です。)
食器は施設からお借りしたもの(コーヒーカップの受け皿ですね)、コップは紙コップ・・・
ちょっとわびしいけれど、
母が作った水引飾り付きの箸袋が、ささやかな華やぎを添えてくれました。
(お祝いでいただいたのし袋をリメイクしたものです。)
誤嚥を気にせず好きなものを食べてもいいと医師からも言われている義父。
以前より食は細くなりましたが、丈夫な歯で、なんでも召し上がっていました。
巻きずしは、義父の好みに合わせてしっかりお酢を利かせたつもりでしたが、
もっと酸っぱい方が良かったみたい。
91歳になる義母の食欲は以前にもまして旺盛で、驚くばかり!
(認知症のせいもあるのかな?)
何歳になっても食べる楽しみがあるのは、幸せな事です。
30日にお見舞いに行った叔母(母の姉)は、84歳にして寝たきり。
頭がまだしっかりしているだけに、
胃ろうと透析で命をつないでいる状態は、本当に気の毒です。
(このことを責める気持ちは全くありません。
家族それぞれの事情や感情があるでしょうから・・・)
翌日は、義母、義姉夫婦、姪っ子夫婦2組とその子供たち、
それに私たち夫婦の総勢14人で、いつものカジュアルレストランでランチ。
3歳から7歳までの5人の子供たちにお年玉を渡し、
持参したニャンコクリップをじゃんけんで勝った順に選んでもらってプレゼント。
みんな「可愛い~!」と喜んでくれただけでなく、
お年玉袋の束をまとめるのに、さっそく役立っていました!
この席で義姉から介護に関する相談
・・・というか、私への要請がありましたが、
義姉の気持ちを冷静に受け止めた上で、
合理的な方法を模索して、超高齢社会に対応していきましょう!
・・・と言うのが私と夫の結論です。
義父母より一回り若いとは言え、80歳を過ぎた実家の両親の方も、
まだ元気でいてくれる今のうちに、これからの事を考え、行動していかなくてはならないでしょう。
・・・とこんな風に今回の帰省も終わりました。
楽しいことばかりではなかったけれど、
誰もが通っていく道・・・
これからもいろいろと大変なことが起きてくることでしょうが、
大切なのは、お互いを思いやる気持ちでしょうか?
いろんな社会的インフラも充実している現代、
それがあればある程度の事は乗り越えていけると思うのです。
オマケ・・・
昨日は午後から仕事でしたが、午前中、近所のデパートのセールに行ってきました。
ブランシュカラーのニャンコ柄のシルクブラウスを見つけましたが、
ちょっと迷ったため、ラインで写真を送り娘の意見を求めました。
「イタすぎる!」の一言で、即却下!
でも、そのほかにいくつかお値打ち品を見つけることができ、
初日を逃した割には満足な結果!
ショートブーツは、久しぶりに高めのヒールに挑戦!
7.5㎝の高さも太目のヒールで安定感はバッチリです。
皮革性の底には、Mrミニットで滑り止めを貼ってもらい、
ピッタリフィットさせるために左右違う中敷きを敷いて・・・
私の足に合わせてカスタマイズ!
(若いころは、自分の足を靴に合わせて、気合で履いてたっけ?)
久しぶりにヒールを履くと、足にはいつもと違った緊張感!
これを履いて、背筋を伸ばして歩きますよ~!
冒頭の写真は、義父のいる施設の玄関に飾られていた鏡餅。
伊勢海老は水引細工です。