@梅田芸術劇場 メインホール
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LE VELVETSの佐賀さんがかかし役で出演なさっているということで、本日のマチネを観に行きました。
ドロシーとイブリーンはそれぞれWキャストです。
ドロシー:梅田彩佳さん(AKB48)・田野優花さん(AKB48)
イブリーン:岡本知高さん・阿知波悟美さん
大阪公演の幕開けとなる今日は、ドロシーは田野さん、イブリーンは岡本さんでした。


あらすじは、誰もがよく知る『オズの魔法使い』なので&私が下手なので(爆)、割愛するとして。

田野さんは実は私は名前くらいしか知らなかったのですけど、田野さん自身の一生懸命さが見知らぬ世界で奮闘するドロシーと重なり、健気な感じがとても愛らしかったです。

佐賀さんはもともとLE VELVETS結成前には無名塾での舞台俳優経験もおありで、昨年のソロコンサートでも一人プチミュージカル的な趣向の箇所もあったりと、ファンとしては観る前から安心していた気もします(笑)。
期待に違わない歌唱力と演技、そして期待以上のダンスでした。
(ただ初演のかかし役はDA PUMPのISSAさんなので、初演をご覧になった方にはダンスは多少物足りなかったのかもしれませんが……)
LE VELVETSの活動と並行してこれだけの歌やダンスのお稽古をなさったのだなぁと思うと、感動もひとしおでした。


おそらくは普段観劇の習慣のない層にも受け入れやすいようにであろう趣向やアドリブギャグが随所に散らされ、非常にテンポが良かったです。
2幕、あっという間でした。
ウィズ役の陣内孝則さんなんて、ほぼアドリブなんじゃないかと思ってしまったほど、キレの良いギャグ満載(笑)。
客席の通路を道のように使う演出も複数回ありまして、たまたま割と通路の近い席だったので、そういった面でもワクワクしました。
間近で見る田野さんが、小っちゃくてとってもとってもプリティでした。
(佐賀さんごめんなさーい!
田野さんばっかガン見してたよー!笑)
終盤に登場するグリンダ役の小柳ゆきさんは、かなり小柄で、ヒールを脱げば田野さんよりも小さいのではと思いました。
なのにその小さく華奢な身体のどこからそんな声が出るの!と驚くほどパワフルでソウルフルな歌声。


曲も耳馴染みとテンポの良いものが多く、つい口遊んでしまうようなものばかり。
カラフルでポップなのに毒々しいセットの世界観も、凝っていて可愛かったです。
失礼ながら、佐賀さんの出演がなければおそらく観ることはなかったかと思うのですが、想像以上に素敵な作品で、観終えた今はこのご縁に感謝しています!