前回は、タバコの影響による歯ぐきの黒ずみについてお話しました。
タバコ以外にも、歯の詰め物が原因で歯ぐきが黒ずんでしまうことがあります。
↓こちらの写真を見てください。
これは前歯の部分の写真です。
向かって左側の前歯、根元の歯ぐきが黒くなっていますね。
左側の前歯には被せもの(いわゆる“差し歯”)が入っています。
このように歯ぐきの根元が黒くなっている方をよく見かけませんか?
保険内でつくることのできる“差し歯”は、
見える表面は隣の歯と同じ色にしてくれますが、見えない裏側や、内側には金属が使われています。
このような“保険の差し歯”の場合、
年月が経つと、内側に使われていた金属が腐食してさびのようなものが溶け出し、歯ぐきに良くない刺激を与えてしまいます。
そして、タバコを吸う方の歯ぐきが黒くなる場合と同様に、
生体の防御反応として歯ぐきが黒ずんできてしまうのです。
個人差はありますが、差し歯を入れてから数ヶ月で黒ずんできてしまう人もいれば、全く黒ずむことがない方もいます。
せっかくキレイな前歯を入れてもらっても、歯ぐきが黒くなってしまってはもったいないですね。
このようになってしまった歯ぐきはどのようにきれいにしていくのでしょうか。
次回お伝えしていきますね
