ゲゲゲの鬼太郎:第三期 | ~エイチ・アールの、はんかくさくて何が悪い!~

~エイチ・アールの、はんかくさくて何が悪い!~

麦わらと、背番号「86」、「HR」と名のつけたユニフォームを身にまとい、

ファイターズ、コンサドーレ、レバンガ、エスポラーダを応援しています!




どうも、第三期の鬼太郎の話をしようと思います。


この時が結構夏休みとかで再放送が盛んにされて、結構見てたものです。


家に映画版の鬼太郎があったこともあり、結構この鬼太郎の思い入れもあります。


それまでのオッス!オラ鬼太郎からの、元気百倍!鬼太郎!のほうに演者も変わりました。


特に印象に残るのは、音楽ですね。


オープニングから吉幾三の歌とともに、演奏も電子音が多彩に使われ、都会の鬼太郎感があります。



ストーリーもこれまでの鬼太郎から、かなりファミリー向けな、コミカルな話が多いものになりました。


ヒーロー性も、この3期が特に高く、オープニング曲の終わりにヒロインの前にバッと出てきて守ろうとする姿が、なかなか今見てもカッコいい鬼太郎である。


過去の鬼太郎から見てる人からしたら、かなり違和感はあるでしょうね。


まあ僕も、今放送されている6期の鬼太郎もなかなか違和感を感じてる層の一人ですがw



他の鬼太郎作品の中でもアレンジの多いストーリーが多い印象があります。


ユメコという人間のヒロインが登場したり、妖怪と人間の共存、ぬらりひょんが黒幕で登場するという展開も、ここで定着しました。



個人的に気になる回として、13話の「おりたたみ入道」がある。


ネズミ男の弟だと偽って登場するムジナに対し、ネズミ男には本当のことは言わずに過ごしてくれというものでした。


どの話でもネズミ男に正体がバレて、ガッカリしたり嘆いたり、怒ったりしていたのが、ここでは鬼太郎がショックを受けるであろうネズミ男を気にかけて、ムジナに頼み込むというのが、印象に残っている。



映画版では特に出来が良い作品といえる。


「妖怪大戦争」は娯楽作品として、アクションも展開も、悪役の存在感も良く出来ていると思います。


親玉のバックベアードの存在感が、特に良いですね。


鬼太郎を眼力で動けなくさせてしまうほどの力があるのに、最後は自分たちの砦が崩れ


「わしの砦が・・・」


と静かに嘆く姿が何ともですね。




もう一人紹介したい劇場版は、「激突!!異次元妖怪の大反乱」ですね。


なんと言っても、ネズミ男が主役の話ですね。


これはもう涙なくして見られない、最近また見る機会があったのですが、やっぱり泣いてしまいました。


そして立ち上がるネズミ男が格好良く、あれだけずる賢いネズミ男のことが大好きになる傑作だと思います。


これだけの傑作になったのは、ネズミ男の声を担当した富山敬さんの力ですね。


当時、ちびまる子ちゃんのおじいちゃん・くまのプーさんのラビットの声もやっていて、富山さんの声がとても親しみやすく、好きな声優でした。


今から23年も前の1995年に膵臓がんで56歳の若さで亡くなっているのですが、その作品の、そのキャラクターは生き続けていると実感しています。


時を越えて、レジェンドたちの魅力を知ってもらえたらと思いますね。


声優さんって、そのキャラに生命を吹き込むという魅力があるだけに、どんどん下手な芸能人をアニメや洋画の吹き替えで起用したりするのには本当にガッカリしてしまいますね。


ああいうのを見ると、見る気が失せますし、魅力もガクッと落ちてしまう。


そのキャラに合う人をしっかりと使ってほしいものですよ。


下手な芸能人もとい、それを起用する側の人たち、起用させようとする芸能プロしかりですね。



話はずれましたが、3期の鬼太郎はアレンジ色は強くとも、娯楽作品としても良いシリーズだといえますね。



さて次回は、リアルタイムで見ていた4期の解説となります。


何気に平日のテレビ東京で再放送されているので、日々見ているので、思い入れは強いですね。