BW -10ページ目

BW

(´∀`)

Ihsahn - Eremita --- 80

$Black Weekend

元EmperorのIhsahnの2年ぶり3作目のソロアルバム。
イーサーン的プログレッシブなエクストリームメタルを
根幹に据えつつも、その表現する音楽的世界観は
前作で見せた拡散の一つ一つを
よりフィジカルな指向性に深化させてきた印象。
今までの作品の中では一番血の気が通った
温もりを感じる気がする。
人間的なアグレッションに変貌したというか。
SaxやOrganも今まで以上に大胆に活かされてるよね。

だから、(だと思うけど)
聴いた時の感触が今までとちょっと違うんだよね。
楽曲云々の話じゃなくて、全体の質感。
個人的にはあまりグッとこない方向性になっちゃった
かなあ、、という感じです。はい。

今作はゲストも多彩で
#3 "Introspection "ではDevin TownsendがVoで、
#4 "The Eagle and the Snake "では、Jeff LoomisがGuitarで
ゲスト参加してます。


Sigh - In Somniphobia --- 89

$Black Weekend

Sighの9thフル。
前作以上にソリッドでアヴァンギャルドなロック寄りの
質感を推し進めた印象を強く感じさせ、
音像形容としてのブラックメタルの範疇には、
もはや収まらない。

まずアルバムを通して聴いてみて、
強烈に印象に残るのが、「昭和初期の日本」を強く感じさせる、
"ジャパニーズ昭和オリエンテッド"な旋律。
これが今作の根幹となり、淫靡で妖しげな魅力を放ってる。
まるで昭和の場末の繁華街キャバレーチックというか、
古い日本映画に出てきそうな黒くてピンクな色世界というか。

でもこれがほんとに素晴らしいんです(*´Д`*。) 
ソリッドなギターと、管楽器の妖しげな
アクセント、構築された世界観、Sighの懐の深さが
成せる技だよね。

#1"Purgatorium "、#2"The Transfiguration Fear"の
歌謡曲フレイバーな疾走は、どこか不思議な懐かしさを感じるし、
ピアノとシンセの旋律が艶かしい#6"Amnesia "は、
自分達が子供の頃、昼の3時過ぎ位に再放送でやってたような、
ちょいエロ昭和50年代ドラマ的陰鬱な夜世界的な映像が
脳裏をよぎる
。。ってどんなだよ!って感じだよねすいませんw(;´∀`)

中盤以降ミドルテンポで長尺な曲も多いけど、
逆にそれが今作の世界観を増幅しているというか、
少なくとも自分には聴き疲れするような類のものではないね。



ただこの辺の感覚ていうのは、日本人ならではの感想になるのかな?
海外の人たちがこのサウンドをどう形容するのか興味深いです。


Grand Magus - The Hunt --- 81

$Black Weekend

スウェーデンのGrand Magusの2年振り6th。
DrumのSebが脱退し、Spiritual Beggersの
Ludwig Wittが加入して作られた作品。
前作がもはや正統派といっても過言ではない伝統的な
ヘヴィ・メタルにGrand Magusの冷気と重厚さを封じ込めた
快作だったけど、今作はレイドバックした
70'sエッセンスが強めで、歌を前に推してきた印象が強い。

Grand MagusってDoom要素が元々強かったバンド
だから、その部分はスタイルこそ変われど、
根底には遺伝子的に残存してると思うし、
そこが持ち味であると思うんだけど、
暗陰で冷気的部分が減退して歌が前に出てるから、
重くて淡々としたヘヴィメタルの醍醐味も
そんなに出てこなくて、、
んーー、なんつうか、、ぶっちゃけ地味w
ま、この辺は好みの問題だろうね(;´∀`)

#6 "The Hunt"はよい意味での普遍的Grand Magusが
感じられるし、#7 "Son of the Last Breath
Part I: Nattfödd Part II: Vedergällning"
~#8 "Iron Hand "はJBの素朴で悲哀のあるメロウ
な歌唱とストーリー仕立ての展開が素晴らしくカッコよい(*´Д`*。)