夜、布団に入ってふっと静かになった瞬間。

 

「あのとき、どうしてあんなことを言ってしまったんだろう」 

「あの選択さえしなければ……」

そんな過去の失敗が、頭の中でぐるぐると回りだす。

 

 そういう夜が、あなたにもあるのかもしれません。

 

昼間はちゃんと頑張っているのに、

 夜になると、なぜか過去の自分を責めてしまう。

 

そんなご自分を、どうか責めないでくださいね。

 

なぜ、私たちは過去の失敗をこんなにも忘れられないのでしょうか。

 

これは、あなたの心が弱いからではありません。

実は、脳にはもともと

「同じ失敗を繰り返さないように」という防衛本能が備わっています。

 

過去の痛みを鮮明に覚えておくことで、

 潜在意識は無意識のうちに、

あなたを守ろうとしているのです。

 

つまり、忘れられないのは、

 あなたの心がちゃんと機能している証拠。

 

「弱いから」ではなく、

 「ちゃんとあなたを守ろうとしてくれているから」

なんですね。

 

星の巡りから見ても、今という時期には意味があります。

 

過去を振り返り、心の奥にたまったものを一つひとつ整理していく。

そんな「手放しの時期」に入っている方が、今、とても多いように感じます。

 

つまり今のあなたは、 

 

後ろ向きに立ち止まっているのではなく、

 次のステージに進むための整理をしている最中なのです。

 

その時間を、どうか焦らずに味わってあげてください。

 

ここで一つ、今日からできる小さなワークをご紹介しましょう。

 

夜、布団に入ったら、目を閉じて。

その記憶を、まるで古い写真のように思い浮かべてみてください。

 

色がついていたら、少しずつセピア色に…そして、だんだん消えて見えなくなっていく。

 

音がついていたら、少しずつ小さくなって…次第に静かに、無音になっていく。

 

そして最後に、大きく息を吸って——

 

「ふーっ」と、胸の中のモヤモヤを吐き出すように、ゆっくり吐いてみましょう。

 

たったこれだけで大丈夫です。

 

無理に忘れようとしなくてもいいのです。

ただ、そのトーンを少しだけ、優しく落としてあげる。

それだけで、心の重さがふっと軽くなることがあります。

 

過去のあなたは、今のあなたを守るために、 精一杯できることをしてきました。

だから、もう十分です。

 

自分を責めるのは、今日でそっと終わりにしませんか。

 

もし、頭ではわかっていても、なかなか手放せないと感じるなら。

潜在意識に直接働きかける催眠療法のカウンセリングで、

 一緒にその記憶のトーンを整えていくこともできます。

 

一人で抱え込まなくて大丈夫です。

 

常森さつき