もち「夏や~!」

 

と、帰ってきて目を輝かせていたおもち。

もち「蝉鳴いてた! 汎用の蝉が!!

母「汎用の蝉って何?!」

 

『よくいるやつ』と言いたかったようです。

 

もち「『しゃわしゃわしゃわ~……ジー――――――――』って鳴く蝉」

 

多分クマゼミですね。

以前おもちが、「都会はアスファルトで覆われてるから、それでもふ化して地上に上がって来られる身体的に強い蝉(クマゼミとか)しか鳴いてない。……って国語の教材に書いてた」って言ってました。理科の教材じゃないんや

『カナカナカナ』って鳴くひぐらしとか、『ツクツクボウシ』って鳴くツクツクボウシが母は好きですが、住宅地ではあまり聴こえてこないのはそういう理由だったんだなと思いました。

 

夏ですね!

大学訪問に行っていたおもち。

中学に第三希望までの希望を書いた紙を出し、抽選で見学できる大学が決まります。

もちは運よく第一志望の大学を訪問できました。

 

母が中学生の時は、学校から連れて行ってもらえる機会はなかったですね。地域によるのかもしれませんが、いいなあ。

准教授の方が案内してくれたそうです。

 

もち「展示すごかった……色んな石たくさんあった」

母「えっ、いいなー。母も見たかったな」

もち「あと家から交通機関乗り換えなしで一本でいける」

母「そうなん!? 便利」

もち「めっちゃヨーヨーしてる人とかいた。……やっぱし行きたくなった……」ヨーヨー……?

母「そうか、今からコツコツ積み上げればなんとか……英語頑張らなあかんなー。通信教育とかやってみる?」

もち「やる」

 

もうちょっと勉強頑張ろうか、特に一番苦手の英語を、という事で相談の上、Z会の英語の通信教育をとることに決めました。


すごい、やる気が出ている! 今までめちゃくちゃダレていたのに

以前からあこがれていた大学ではあるのですが、実際に現地で見た事で、より引力が増したみたいですね。

受験はまだまだ先ですが、今連れて行ってもらえたのはラッキーだったなぁ、と思った母でした。

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夕飯後にいつも通り「お風呂入りー」と言った母。

もちはくるりと振り向きました。

 

もち「僕の心は常にお風呂の中にある……たとえ体がベイブレードを回していたとしても!」

 

と言って、ベイブレードで遊びに行きました。

 

心だけお風呂に入ってても意味ないねん!!

と心から思った母でした。

もち「おかえり~」

 

と、帰ってきたおもち。

 

母「ただいま~」←慣れている

もち「あ~、家の中すずしい! 浄化された……」

 

とソファに倒れこんでいました。

 

もち「今日なー、友達と一緒にうちわで扇風機の羽根を動かす遊びした」

うちわで? 扇風機を?

 

もち「数人でぱたぱたーってうちわで止まった扇風機を仰いでな、風を送って、扇風機の羽根を人力で動かすねん!! けっこう動いた! 10せんちくらい!」

 

なぜこの暑い日に、よけい暑くなりそうな遊びを……。

 

謎すぎましたが、遊びに意味を問うのも野暮かなと思って黙っていた母でした。

元気だなぁ……

先日晴れていたので、ベランダで洗濯物を干していた母。

背後に何か気配を感じ、振り返ったところ……。

 

おもちがやもりのように窓にびたりと張り付き、真顔で母を見つめていました。

 

母「びっ……くりしたあ……!」

もち「ふふふふふ」

 

洗濯物干し中、特に物音はしませんでしたが、妙な違和感があったのは確か。

『気配』ってあるんだなー、と思った母でした。