階級章あれこれ。
陸上自衛隊の階級章、まあ、16階級あります。 (ここでは曹候、幹候、幕僚長並びに統幕長たる将は除く) 現職時代、階級章を並べた額を作っておりましたが、経年劣化で額が破損、その階級章、略章を取り外したものをコレクションしておりますので、それを使って説明を。 ちなみに、額を作る為にPXで自腹で購入したもので、持ち出した官給品ではないことを申し添えておきますね。 2等陸曹。 ちなみに・・・・ 階級章と言うのは上の金属製のもの。 下段の戦闘服のものは「略章」と呼びます。 階級章左2つが官給品タイプ。 右2つはピカピカメッキの私物品ですね。 陸曹の階級章は制服両襟に装着しますが、この様な安全ピン仕様となっております。 この構造故ですが・・・ 階級章と言うのは、襟の縁から何センチ・・等と決まっていますが、うまく留めたつもりでも、どちらかが曲がっていたり、ズレていたりして、不器用な人は何度もチクチクと安全ピンを刺さねばならぬ羽目となります。 続いて幹部。 1等陸佐。 幹部は制服の肩章部分、袖に近い位置に装着しますが、御覧の様なネジ式です。 幹部、尉官、佐官、将官の略章。 みんな大好き、将官の階級章は、この様に1つの箱に2個入っております。 将補様だと2箱、陸将閣下ともなると3箱必要ですね。 陸将閣下の階級章と略章。 将官桜星は尉官佐官のものと比べて大きく、裏側には「台」が付いています。 こうした品物、まあ、付けることはありませんし、単なる趣味として所持しておりますが、予備自衛官を退官した段階で、略章は全て焼却廃棄、階級章に至っては溶解処理予定です。外には出しません。 また、こうした階級章、帽章など、一般の人が身に着けて出歩くと官名詐称という犯罪行為に該当しますから、くれぐれもご注意を。