7月に購入した新々刀。

 

 

 鯉口から覗くと、光が透けて見える位割れており、鯉口部分も削れて薄くなっており、現状での使用は危険。

 既に新品の鞘がついており、この鞘はあくまで「休め鞘」として付いていたものですが、折角の半太刀拵、惜しいと言えば惜しい。
 

 ということで、修理する事にしました。

 

 金具を外したところ。

 

 

 各工程の画像はありませんが、まずすべての漆を剥離、割れた部分を圧締した上で接着剤で接着した上で、割れ部分全てに石州半紙を貼り付け、カシューサーフェーサーで下地塗装。

 鯉口部分には鮫革を張り、そして鞘全体をカシューの小豆色で塗装。

 塗っては研ぎを繰り返すこと20回。

 

 作業開始から2ヶ月経て完成。

 

 

 鯉口部分。

 

 鮫革を巻く場合、段差が無くなる様に鞘下地を削りますが、削る余裕もない位摩耗している為、鮫革の段差部分に石州半紙を巻き、その段差部分を埋める位のカシュー重ね塗りを施しています。

 鯉口内側も経木を貼って締めていますから、これで使える鞘となりました。