全国各地で出没する熊。
ニュースで熊という言葉を聞かない日がない位、異常なほどの出没件数。
出くわして怪我する人、死ぬ人、犠牲者は増える一方。当然、襲われれば駆除するのは当然ですが、自らは安全な場所に居つつ「熊を殺すなカワイソウ」等とぬかしとる暇人へ。
「オンドレらがいっぺんヒグマやツキノワグマの出る地域に住んでみいや」
と、忠告しておきましょう。
安全な地域から批判するだけなら誰でも出来るんです。というか、日々対策に手をやいている役所、猟友会に、こんなつまらん電話をしてくる奴ら、業務妨害しとる訳ですから、逮捕してしまえばええんです。
それはさておき、広島県、特に竹原市でも、市内から少し奥に進んだ場所では既にツキノワグマの目撃例があり、毎朝のラン&ウォークも、以前ならば利用したコースの幾つかはこうした場所の至近にあり、現在は通行を止めています。ただ、山に入る際は自衛する手段を講じる必要もあるかと。
ただ、銃は持てないし、一番手に入り易かったクロスボウも現在は所持禁止。となると、残りはスリングショットか熊除けスプレー、そして刃物という事になります。
北海道で、ヒグマを突き刺した消防士、氏のナイフは山菜取りの刃渡り5cm程度のナイフだったそうですね。
私が自衛官だった頃のニュースだったと思いますが、造林鎌でヒグマを斬殺した人がいて、感心した記憶があります。また、襲い掛かってきた熊の口に拳をねじ込んだ人、横っ面にパンチをした人、大けがをしましたが生き残っています。大抵、熊と出くわして生き残った人は、戦った人ですね。
一番戦いやすいであろう剣鉈各種。
上3本は自作。その下は順に佐治武士作、川島忠善、備中鉈。
佐治武士剣鉈は、購入時はパラコード巻だったものを通常の柄に付け替えたものです。
各鉈と山鎌。
自衛隊時代の3本。
オンタリオマチェット、ガーバーボウイナイフ、アルマーグリーンベレーファイティング。
オンタリオマチェットはオリジナルのハンドルが割れてしまったために、急ごしらえの柄を付けて以来そのまま。
角鉈。
上と中は出雲川島忠善、下は土佐祐光鉈。
一番上は枝打ち鉈で、購入当初は2尺の柄が付いていましたが、通常の柄に付け替えたものです。
刃の形状、表。
刃の形状、裏。
右の土佐祐光だけ片刃。
ここいらの鉈は通常は両刃です。
刃の厚さ。
右の土佐祐光が薄く、左の枝打ち鉈は御覧の厚み。中々の重さで、丸太に振り下ろすと食い込みも半端なく、また、通常の薪程度であれば一撃で割ってしまいます。
いざ熊と戦うとなると、熊というのは頭蓋骨が固い為に、首か腹への攻撃という事になるでしょうが、いざその場所を狙って攻撃となると非常に難しいでしょうね。
故に、いざ出くわして、どれだけ冷静に対処できるか、これに掛かっているかと思います。