23:30頃に起床。

 というより、布団に横になってウトウトと微睡む程度でしたが、起きて洗面、歯を磨き、持参したコーヒーを持参したカップに淹れて飲みつつ、外を見ると結構な雨。

 

 5月7日01:45、会館前。

   

  モヤが出ています。

 全員、合羽、ポンチョ着用。

 

 02:00雨の中出峰。

 根本中堂は前まで行かず、坂の上から手を合わせたのみ。

 大講堂で般若心経誦経。

 そして弁慶水、山王院、浄土院を経由して西塔にない堂を経由、釈迦堂にて般若心経誦経。

 「東塔は過去、西塔は現在、横川は未来をあらわす・・」

 という説明を受けます。

 過去現在未来、そして新しく生まれ変わるというのは、修験道などでも良く言われることですね。延暦寺千日回峰行も北嶺修験道といいますから、この辺は同じという事なのでしょう。

 「ここからは修行僧は特別なお経を唱えつつ歩きますが、皆さんは今までの自分を振り返り、反省しつつ歩いてください」

 という事で釈迦堂から居士林跡地前、狩籠の丘横をを経由し、ドライブウェイを横断、餓鬼坂に入ります。

 夜の餓鬼坂は喋ったりしてはならぬ場所で、以前、これは私が初めて参加した一日回峰行で先達で歩かれた小鴨覚俊師が

 「私は法華経を唱えつつ歩きますが、皆さんは一切喋ってはなりません、真言も唱えなくて宜しい、ただ己自身を見つめつつ歩くように」

 と注意されました。こういう場所は、修行を修めた方が唱えるお経、真言には魔物を封じ込める「力」があるのでしょうが、私ら一般人がお経真言を丸暗記したところで、魔を封じる力はないということですね。故に、「いらん事をせんでもええ、ただ自分を見つめて黙って歩け」という事になるんでしょう。

 ちなみに夜の餓鬼坂、喋るとどうなるかといえば、よそ様のブログの記事によれば、足をねん挫したり、腹が痛くなったりするそうです。京都中の餓鬼が集まるという事でしょう。餓鬼というのは常に救いを求めていますから、黙って通過していればよいが、喋る事でこちらが餓鬼に認識されて「憑りつかれる」という事ですかね?

 途中、何か所か、5月13日に開催される比叡山トレイルランニング大会に出場するであろう人とすれ違いましたが、この方々は餓鬼坂通過の無事を祈るぱかりですね。

 

 雨に打たれつつ、大きな水溜りを避けつつ、時には水溜りに足を突っ込みつつ歩いて玉体杉に到着、良い天候ならば京都市街が見える筈ですが、霧一色で京都市街は一切見えませんでした。故に、今回は画像がありません。

 

 これは昨年の画像ですが、闇に閉ざされた霧しか見えませんでした。

  

 

 更に進んで横川駐車場でトイレ休憩、そして延暦寺会館が用意して下さっているお茶を頂いた後、横川中堂を経て恵心堂前を経由、四明岳経由で日吉大社奥宮である八王子山までの長い下り坂を一気に下ります。

 途中、ぬかるんだ場所が沢山あり、ストックがずっぼりとめり込んでしまう場所もあり、かつ、埋め込まれた枕木や丸太が滑りやすく、中々にスリリング、実際、転倒する人も数名いました。実は餓鬼坂でも背後でバシャーンと音がしまして、水溜りに向けて派手に転んだ人もいたようですが、天候が悪いとこれだけの悪路になるという事です。

 奥総社にて般若心経誦経の後、八王子山の日吉大社奥宮の三宮の下。

  

 晴れていれば、この昨年の画像の如く大津市街見渡せる景色が広がりますが、

   

 ここも見渡す限り霧一色で何も見えません。

 ここで御神体である金大巌に般若心経誦経をした後、七曲りの坂を一気に下ります。

 日吉大社西本宮桜門より。

   

 ここで今後雨がひどくなること、当初予定では滋賀院にて朝食、後に無動寺坂を登る行程のところを変更して、このまま本坂を経由して延暦寺会館に戻るという説明がなされました。

 そして、「もうここでやめとこうという人は手を挙げて」

 というところで、私一人だけ脱落する事に。

 横川に至るまでの間、何度か膝が「ズキッ」と痛んだ関係で、ここで断念する事にしました。余力のあるうちにです。

  

 私以外の皆さんは本坂に向けて出発、私一人、延暦寺会館のハイエースで奥比叡ドライブウェイ 仰木ゲート経由で延暦寺会館に戻りました。

 会館に戻り、朝食のおにぎりとスポーツドリンクを頂いて部屋に戻り、靴を脱いでいると何やらポタっと下に落ちましてね。

 見ると「山ヒル」でした。

 すぐにアルコールタオルで包んでビニール袋に入れて、持ち帰り用のゴミ袋に。境内地で殺生する訳にもいきませんので(アルコールタオルで包んだ段階で死んでいますが)。

 おそらく、合羽のズボンにでも付いていたんでしょう、よく血を吸われなかったと思いますね。脱いだ衣類を全部見てみましたが、この一匹だけだった様です。

 

 08:00頃になると、部屋の窓から本坂を経由して帰ってきた方々の姿も見えて、私も会館を後にしました。シトシト降りですが、今のうちにという事でケーブル延暦寺駅に向かいます。

 

 

 また来年ですね。

  

 

 ケーブル延暦寺駅。

  

 

 この駅舎も来年まで見納め。

   

 

  琵琶湖など見渡せない程の強雨。

   

 

  ケーブル坂本駅発のバスの始発09:20に乗って湖西線比叡山坂本駅へ。

   

 

  あとは京都駅にて新幹線を待ちます。

   

 

  のぞみ21号博多行き。

   

 

  連休最終日、下り新幹線の指定席は空席が目立ちます。

   

 

  途中、福山でこだま849号に乗り換え、13:30頃に三原に到着、 強い雨の中、自宅へ帰ったのが14:20頃でした。

 

 

 今回の比叡山ナイトウォークは延暦寺会館発、無動寺坂経由で延暦寺会館に戻るAコース、日吉大社から坂本ケーブルで延暦寺会館に戻るBコースの二つに分かれており、私はAコースで申し込んでおりました。結果としてAでもBでもありませんでしたが、今回の「敗因」はすばり「体重の増加」です。重たいから膝に負担が掛かるんですね。そして、事前のトレーニングが足りなかったともいえる、全て自分の責任です。

  昨年の記事では必ず踏破しますと言いつつ、それが叶わないまま、今年の「私の比叡山一日回峰」はこれで終わりましたが、来年に向けて、投げ出す事なく、精進したいと思います。

 

 今年の記念品です。