
画像は比叡山延暦寺さんHP上でフリー素材として配布されている、同寺西塔にある転法輪堂、通称「釈迦堂」です。
何故、冒頭から延暦寺なのか・・・・・・
実は先月の21日から22日に掛けて、同寺にて実施された「一日回峰行」に参加して参りました。今年は比叡山千日回峰行の創始者、建立大師こと相応和尚(そうおうかしょう・天台宗ではオショウと読まずにカショウと読む)没後1100年という節目ということで、5月から11月の間に計7回実施、そのうちの10月実施である6回目に事前に申し込んでおりました。
天台宗の荒行として知られる千日回峰行、二千日を満行された故、酒井雄哉北嶺大行満大阿闍梨師は特に有名ですが、師の行の様子はyoutube等の動画でも見られますね。即ち、一回目の回峰行ドキュメンタリー「行 ~比叡山 千日回峰行~」と、二回目の回峰行「比叡山紀行・道はるかなり 阿闍梨二千日を歩く」の2本がありますが、二回目の回峰行のドキュメンタリー、「道はるかなり」には、一般の方参加の一日回峰行の様子も映されています。これを見た時、何時かは自分も参加してみたいという考えがあったんですね。それが今回、実現出来たという次第です。
ただ、御周知の通り、10月21日と22日、台風21号が日本列島に接近しておりまして、当日も強雨、時折横殴りの雨が降るという、まさに修業の名に相応しい天候となりました。
16:30、西塔居士林で受付を済ませ、その後入所式、所長、宮本祖豊師のお言葉を頂き、その後各種説明、夕食、酒井雄哉師の一回目の回峰行ドキュメンタリー「行」のDVD鑑賞、懐中電灯等の準備、入浴と慌しく進み、21:00消灯、仮眠、そして02:00起床、02:30居士林出発。この出発段階でやや強い雨です。そして台風21号も警報発令中という状況で、途中で居士林に引き返す事もある・・・と先達様である小鴨覚俊師から通告。
しかし、この悪天候ということでコースを短縮する目的からか、狩籠の丘の後に、通常は一日回峰では通る事はないとされる「餓鬼坂」を通る事が出来ました。ここはいろいろとあるそうで、行者もここを通る際には緊張して通るのだとか。故に、真言を唱える以外は絶対に喋ってはならぬとのお達し。ひたすら「南無不動明王」或いは「ナマクサンマンダ バサラダン センダマカロシャナ ソワタヤ ウンタラタ カン マン」と唱えつつ歩くのみ。
そして玉体杉を経て横川中堂でお茶休憩。
この頃になると、やや雨も落ち着いた様で、先達様より続行宣言。
そして一路、日吉大社八王子山目掛けて一気に下山。
八王子山に着いたのが06:00位でしたが、曇り空に降雨という事で夜も明けず、ただ、霧は晴れて坂本の町並、行き交う車、そして琵琶湖が綺麗に見えました。
その後、里坊「律院」にて、 北嶺大行満大阿闍梨 叡南俊照師のお加持を頂き、天台宗務庁の軒先でコンビにおにぎりの朝食の後、無動寺坂を経由して一気に無動寺明王堂目指して一気に登るんですが、途中で足が攣り、不覚にも5回停止してしまいました。途中、「紀貫之の墓」もありますが、まじまじと見てお祈りする余裕なんてありません。片手拝みにお参りしただけで、失礼の極みではありました。
やっとこ、無動寺玉照院が見えてきますが、ここから止めをさす様な長い階段があって、ここをヒーヒー登り、明王堂に着くと、先頭集団が般若心経の後半を唱えている最中でしたね。
後に東塔を経由して西塔、そして居士林に帰着。
帰る際に、冒頭にある画像の転法輪堂に参拝し、公開されているお釈迦様と内陣を拝観させて頂きました。あとは、迫り来る台風で交通機関が乱れる前に・・・と、慌てて帰途に。
そして当日のうちに広島まで帰りましたが、台風接近にも関わらず、交通機関が停止する事無く動いていたのは幸運でした。また、私が帰宅した後に比叡山は停電、湖西線が運休という事態になり、無事帰着出来たのも御利益かな・・と思います。
ただ、今回は、本当であれば早めに入山して三塔全てお参りしたかったんですが、悪天候という事で予定通りにならず、帰りもお土産など買う間もなかったというのが心残りでした。延暦寺会館等の売店で買いたい物とかあったんですけどね。
まあ、近いうちにまた「参拝」に行って参ります。
そして、きつい思いもしましたが、この一日回峰行、また行きたいですね。