無事野中さんの所へ到着

少し工場を見学させてもらいながら大隅さんと野中さんは鋼の話

俺は野中さんの工場に興味深々

しばらくして野中さんの鍛接、鍛造を少しだけ見せて頂けることになりました

野中さんはベルトハンマーは使わず鍛接も鍛造も全て手槌で行います

火床のシステムなども皆微妙に違い本当にいい経験になりました

それから事務所へお邪魔してみんなで対談

足を鋼にする意味や野中さんの今まで造ってきた鋏のサンプル、多層鋼のキリバシ、鑞付けハイス、先代の蕨手や口清さんの元祖キリバシ

感動で言葉などいらない心境でした

話をしている最中に大隅さんが
『間中さんの鋏持ってきて見てもらい』
と言って頂いて野中さんにも見てもらいました

お二人ともどこの馬の骨かもわからない俺の鋏をよく凝視してくれ、すぐにパッと置かずにずっと持っていてくれて、うぉー今俺の鋏が2人の手の中に〜!って…

それがまた嬉しくて本当に感謝しかありません

俺も感動してしまい本当に烏滸がましいのですがお二人になら俺の知っていることを教えたい!と思いステンレスの鍛接について話させていただきました

役に立つかはわかりませんが俺が今できる事はそれしかないと

あっという間に時間は過ぎタイムリミットに。
次に会う時にはもっと腕を上げてお二人に見てもらいたいと強く思いました

京都を後にし次はこのまま愛知県岡崎市の近藤石工道具製作所さんへ向かいます
