今日は毛髪移植後の経過と回復期間について話したいと思います。
実際に病院にいらっしゃる患者さんの中で手術の前に最も気になることの一つは、
回復期間はどのぐらいかかるの?という質問ではないかと思います。
やはり会社員の方の場合、回復期間に合わせて休みを取る必要がありますし、
出社してから手術のことをばれたくないからでありますね。
そのでは自毛植毛の手術後の経過について調べてみましょう。
毛髪移植後は腫れの予防と傷の保護のために
薄いガーゼを頭皮全体に覆って包帯を軽く巻きます。
手術当日には、包帯を巻いて帰宅する必要があり、
手術後2日目に病院を訪問すると、包帯を解いて移植部位と縫合部位の消毒をし
頭を巻かれます。この後は、包帯を再度巻きませんので、
手術当日とその後の来院するまで我慢すればOKでございます。
包帯を削除した後は、移植した毛包が抜けないように注意しないといけません。
手術部位に黒く赤いかさぶたがついているのがわかりますが、
このかさぶたは2週間ぐらいは絶対落ちないように気をつけないといけません。
手術後2週間の間は、毛包生着に最も重要な時期なので
手で移植部位を傷付けるか、または触れないように注意することが重要です。
手術後5日目にもう一度来院しますと
手術部位を消毒して髪を洗ってくれます。
5日後からはお宅で直接に髪を洗うのが可能になりますね。
このときかさふたが人為的に取れる可能性がありますので
手術部位を直接触らずに
髪だけ軽くすすいでくれるのをお勧めします。
手術後10日目になると後頭部の縫い目を除去します。
男性の方の場合、後頭部の縫い目を除去と同時に
プロペシア服用を再はじめ、既存の毛髪が抜けないようにすることが必要です。
縫い目を除去したとしても2週間は、サッカーやバスケットボール、格闘技のような激しい運動と
サウナ、お風呂の出入りを禁止することをお勧めします。
軽い運動は可能でありますが、かさぶたが取れそうな運動は避けましょう。
手術後3-4週間経過すると植えておいた毛髪が抜け始める時期で
この時期は心理的に最も不安な時期になります。
一ヶ月目になると移植した毛髪はもちろん、既存のに残っていた通常の毛髪の一部まで
ともに抜け始めて移植前に比べて、より脱毛がひどくなるように見えます。
これは毛髪の成長サイクルによって、抜けることで移植した毛包細胞は、
頭皮内にによく保存されているのでご安心してください。
手術1ヶ月後からはマイノクシルのような外用薬の使用が可能であり、
1-2週間隔で病院に来院いただき頭皮管理を8回ぐらい受けます。
これは、頭皮内に発生する可能性のある毛嚢炎と頭皮トラブルを予防するためで、
頭皮のスケーリングと栄養供給などで管理しながら
経過を頻繁にチェックするプロセスであります。
手術後3-4ヶ月が経過すると抜けた毛髪が再び成長を開始する時期です。
抜ける速度に比べて育つ速度が遅く感じられるので
ゆっくりお待ちください。
6-7ヶ月が経過すると移植毛の70%が生えまして、
月に約1cm程度育っているので、ある程度は変化を感じることができます。
<手術後1年目>
手術後10-12ヶ月になると最終的な結果が現れます。
このとき、病院に来院いただき経過を観察することになり、
その結果に基づいて、2次手術をするかについて相談をすることになります。
しかし、私たちの病院では1次目でできるだけ多くの量の頭皮を分離し
移植をするため、1次手術だけでも満足な結果を得ることができ、
移植後も薬を引き続き服用していただければ既存の毛髪の脱毛を予防し、
末永く若く豊かな毛髪を得ることができます。








