仕事も暇だし、また一人旅に出ていた。行き先は、前から行ってみたかったアウシュビッツ。厳寒の季節にあえて暗い場所に行くというのも乙なものかと。

今回の旅行はクラクフで3泊、ワルシャワで3泊したのだが、クラクフが素晴らしかった分、ワルシャワにはあまり魅力を感じず、後半は消化試合のような感じだった。

さてアウシュビッツ強制収容所はポーランド南部にあり、クラクフから車で1時間ちょっと。雪が舞っていてとにかく寒かった!

イメージ 1
映画でよく見る鉄道からの入り口は、第二強制収容所

イメージ 2
第一強制収容所の入り口に書かれた有名な文は「働けば自由になる」という大嘘

イメージ 6

イメージ 3

イメージ 4

収容されたユダヤ人達はまず衣服、鞄等の所持品を没収された。展示の中にニベアクリームの缶を見つけた。前日までハンドクリームをつけていた普通の若い女性がこんな場所に連れてこられ、そしておそらく数ヶ月で殺されたのかと思うと胸が締め付けられた。

ガイドのポーランドの女性が最後にこう言った。「ここで起こった悲劇は人間が起こしたこと。だからまた起こるかもしれない。そうならないようにここで見たこと、感じたことを家族や友人に話してほしい」

イメージ 5
慰霊碑(虐殺された人の母国語の数だけある、たしか20)

人間って奴は・・・