6月A日

母が3月に旅立った後、登記手続きや税金関係は弟が主体となって進めてくれている。先日、私の戸籍抄本や印鑑証明、捺印などが必要になり、弟と待ち合わせ。マイナンバーが導入され、必要な書類がコンビニで取得できるようになったのは便利だが、面倒な手続き自体がなくなったわけではない。すべてワンストップで完結するようになってほしいものだ。

 

ちなみに、私が実印として使っているのは、小学校の卒業記念にもらった安物の印鑑である。驚いたことに、弟も同じ小学校の卒業記念の印鑑を実印登録していたことが判明した。なんともケチな兄弟である。そのため、書類にはほぼ同じ印影が二つ並ぶことになってしまった。もし人生をやり直せるなら、若い頃にきちんとした印鑑を作っておくのだが。

 

 

その後、弟と鮨を食べて解散。渋谷駅の周りはいつの間にか高層ビルだらけに。何だかな〜

 

 

6月B日

AIによる技術革新は、蒸気機関による産業革命に匹敵する、いや、それ以上だとも言われている。しかし、AIは本当にそんなにすごいのだろうか。昭和の頃、ラジカセのカタログを見ては「欲しい」と胸を焦がしたものだが、AIにはどうもそうした心をときめかせる魅力が感じられない。単なる無機質な技術のように思えてしまう。

 

 

私が当時欲しかったソニーのラジカセ(正確にはテレビ付きなので「ラテカセ」)は、今見てもかっこよすぎる。1976年当時で6万円ということは、現在の価値に換算すれば20万円くらいだろうか。

 

これを買ってもらえた当時の少年少女が羨ましい。私はカタログが破れるほど見入っていただけ。技術革新はこの辺りで止まっていたほうが、人類にとっては幸せだったのではないか。

 

 

6月C日

何を思ったのか、ベランダで四股を踏んでいたらバランスを崩し、テーブルを倒してしまった。そして、そのテーブルがベランダに敷いてあるタイルを一枚割ってしまった。リフォーム業者にメールしたところ、「すでにそのタイルは廃盤になっており、代替品も無い。」まるで『そんなセコい修理はやりたくない』と言わんばかりの、そっけない返事が返ってきた。

 

仕方がないのでAIに相談したところ、混合タイプのエポキシ接着剤で修理できるとのアドバイスをもらった。偉そうにAIを批判していたのに、さっそくAIを頼っている自分がいる🐮

 

 

結局、まるで金継ぎのような仕上がりになってしまった。 金継ぎとは、単なる修理技法ではなく、「形あるものはいずれ壊れる」という思想のもと、傷を隠さず、むしろ割れ目に金を施して新たな美しさとして受け入れるものらしい。不完全さを楽しむという風流な発想である。昔の日本人、なかなかやりますな。

 

ベランダのタイルは、10年後くらいに全面貼り替えることにしよう。

 

 

独り言

皇位継承を男系男子に限るという現在の皇室制度の意義が、私には理解できない。そもそもあの家系は、天照大神の子孫という「物語」で成り立っているではないか。次の天皇は愛子様の一択だと思うのだが・・・