俺は東・道久(あずま・みちひさ)。
そこら辺にいる、ごく普通の男子高校生だ。
いつも、
この世界はおもんねぇ。
と、思っている。
つまんない世界を変えることを望んだ。でも、望むだけだった。自分では、変えられないと思ってたからだ。そんな力俺には無い。
「今日もつまんねぇ。」
俺は夕陽のせいで紅く染まった空に呟く。
「死にてぇ」
いつもの言葉。
「だったら死ねば?」
いつもの返し。
「なんでここにいる?」
俺は声の主に尋ねた。
「あなたに話す必要性を感じない。」
いつもの話。
いつもの冷たい声音。
全てがいつもどおり。
「あなた、私を守ってくれない?」
いつもどおりじゃない。
「あなたを退屈にはしない。」
俺は答える。
「守ってやる。」
質問を発した女に。
裂優・バス・ドーリナ(さきゆ・ばす・どーりな)という女に。



・・・・サキュバスに。