ドーリナに答えた俺は、思わず口を緩めた。
「退屈させない。か。」
この時にはもう取り返しのつかなくなっていた。
「それはいいな。」
運命の歯車は常に待っている。
その運命を変えようとする者を。
俺は今運命を変えようとしている。
運命の歯車か動きだした。
「その前にあなたは私と契約しなければいけない。」
「契約?」
「そう、契約。」
「どうすればいい?」
「まずは右手を出して。」
俺は言われた通り右手を出した。ドーリナはその手に自分の左手を重ね、意味が判然としない言葉を呟く。