「そうよ。人外の力。」
「それは、どんな力なんだ?」
「人種・時代によって呼ばれ方は様々。超能力という人間もいれば、魔術という人間もいる。」
個人の見方ってことだろう。しかし、そんな簡単に信じてしまっていいのか?騙されているって選択肢はないのか?
「騙してなんかいないわ。」
「なっ!」
なんでこいつ、
俺の考えていることが?
「俺の考えていることが?でしょ。」
ありえない。いや、目の前で起こってるこの現実は?どう説明する?
「説明なんていう物は時間の浪費。」
「分かったから、勝手に心を読むな‼️」
「あなたが操る能力は、」
ドーリナは俺を見たまま硬直してしまった。
「嘘。」
やがて開いた口から漏れた言葉は恐怖を帯びていた。
いや、畏怖と言った方が正しい。
畏れ、敬い。人間が神に抱くその感情がドーリナの顔には出ていた。
「nightmare•dream」(宵闇の夢)
ドーリナの口から聞き慣れない英語が飛び出した。
「ナイトメア・ドリーム?」
「そうよ。力の中では1番上位にある能力よ。存在自体信じられていないわ。その力は未知数。誰も使いこなせないと聞くわ。目覚めた力がこんなに強い力だとは。」