今日出来ることを今日やる癖を付けなければ………。
反省も今更なダメ子のブラ子です。こんにちわ。
■あらすじ■
尚也は母と義父を事故で亡くし、半分だけ血のつながった弟の裕一郎と二人暮らしをしている。
小学生の弟との生活を守るため、大学の授業の合間を縫って、バイトに明け暮れる日々だ。
そんな尚也がバイト先で出会い、今は裕一郎の担任になった高野は、二人をいつも温かく見守ってくれている。
だから尚也は一生言わない、高野に密かな恋をしていることを……。
ゆっくり歩む恋人たちを描いたデビュー作、待望の文庫化!!
月村奎先生の大ファンのブラ子は、当然ですが花丸ノベルス版も持っております(笑)。
なのでこちらのあらすじも一応載せておきます。
■あらすじ(白泉社花丸ノベルス)■
秋霖学園の大学部に通う志田尚也は、母と義父を事故で亡くし、今は小学生の弟・裕一郎と二人暮らしをしている。
意地もあってバイト三昧の生活を送る尚也を、暖かく見守る高野孝之は、尚也の先輩兼裕一郎の担任であった。
そのふたりが結ばれていくまでを描いた表題作をはじめ、高野の視点で尚也との出会いを描いた短編を含む全3編収録のハートウォーム連作。
ちょっと記憶が遠いですが、多分一番最初に読んだ月村奎先生の作品です。
個人的にクリティカルヒットでした。
BLというジャンルがまだ確立してない時期で―当時その点で白泉社様はかなり先行してらしたかと思います―そんな中、それっぽいものを探し求めまくっていて手に取った一冊です。
それから今日迄ずーっと月村先生のファンなので、まぁしつこい位に長いんですけれど(苦笑)。
やさしい先輩面でタイミングを計って告白しようと企んでいた、ちょっといいとこのなんでもそつなくこなす意思の強い攻めと、望んだものが手に入ることはない、と悟ったように無理を無理と思わず生活費に追われ頑張り過ぎる受け。
誰かに必要とされたい。一緒にいて欲しい。
そんな簡単なことが言えない尚也のトラウマが、少しずつ少しずつ癒されていく過程に心が癒されます。
恋、というよりは、やさしい愛のお話です。
読んだ後はいつも、人生は上手くいかないけどきっと上手くいく、という気持ちにさせてくれます。
好きだ、という気持ちはまるで一輪の花束のようだ、なんて心が潤う爽快な読後感。
高野が尚也を愛おしく思う気持ちに、尚也が高野に寄せる好意に、胸が締め付けられます。
エロ満載ではないので物足りない方もいらっしゃるかもしれませんが、是非手に取って欲しい!と思うブラ子なのでした。
デスティニーのママ・響子の「大人には、自分で自分を幸せにする義務しかない」という台詞には、何度読んでも本当に考えさせられます。
権利ではなく、義務。
