1があれば、2もあるよ。
はい、僕のやり口なんです。
前回のタントに続いて、パサート・ヴァリアントのエバポレーターも洗浄することにしました。
こと、パサートに関しては、エバポレーターがカビるのを嫌って、自宅から約3分のバイパス出口からA/Cスイッチをオフにして、かつ、送風にしてから帰宅するようにしていました。
エバポレーターがカビる原因は、そこに残った水分がカビの原因らしいのです。
ですから、このクイックエバポレータークリーナーで洗浄したくらいでは、根本的な解決にはならない訳です。
ですが、やらないよりはマシ、といったところです。
さて、やりますか。
アルコールが主成分のクリーナーは、缶の大きさに対して少なく感じますね。
パサート車室内のこのアングルが、このクルマのコンセプトをよく表しています。
シンプルで広い、今どきのカーインテリアにない直線的なデザインです。
同世代のメルセデス、BMW、アウディといったドイツ車は、皆一様にセンターコンソール上にモニターが飛び出したデザインになっていて、ドライバーの視線移動を少なくするようになっています。
しかし、フォルクスワーゲンのパサートやゴルフは、メーターを液晶化して情報不足を補う様にしました。
古臭いデザインですが、飽きが来ないといえば、まぁ納得できるでしょうか😆
助手席グローブボックスを開けると、ETC2.0とマルチメディアプレーヤーが格納されています。
現行パサートでは、このプレーヤーがオミットされていて、DVDが再生出来なくなっています。
が、、、メディア自体はBlu-rayに移行しつつあり、いや、もはや光学ディスクでもないかな。
思いっきりDENSOと刻印されたエアコンフィルターカバーを外します。
ヨーロッパ車にも国産製品が搭載されているって、安心が増すような気がしますね。
あ、3年もフィルターを交換していませんでした。
ちゃんと半年ごとにブローしていましたが、交換すること自体を忘れていました。
先ずは、A/Cスイッチをオフにして、最大風量、内気循環で作動させてっ、と。
クリーナー自体なんですがね。
ノズルを付属のプラスチックステーでテープ止めしてもいいのですが、このノズル、結構暴れるんですね。
最悪、テープが外れちゃって、施工が失敗することもあります。
ということで、敢えて手で持ったまま施工してみます。
しっかりシェイクしたクリーナーをファンに向けて噴霧していきます。
実際には1分少々で噴霧は終わりますが、ノズルからは微量なクリーナーがプシュプシュと出てくるので、缶を更にシェイクして全量が出るように工夫します。
MAX A/CかA/Cスイッチを押して、クリーニングを開始します。
クリーナーの付着したエバポレーターは結露を開始して、その結露ドレンを利用して汚れを落とそうというもので、最近の凍結洗浄を行うルームエアコンの機能と似ていますね。
MANNの新品フィルターに交換しますね。
在庫してたのに、なんで3年間も交換しなかったんだろう?
エアコンが匂うのには、このフィルター自体が汚れていても原因になります。
ちゃんと交換日もマーキングしてね。
1年、よろしくお願いしますよ。
あれ、あまり出てこないなぁ。
もうちょっと暑い時期に施工すると、もっとだくだくドレンが出てきます。
さて、これで2台とも快適に夏を過ごせそうです。